日本の先進技術と地域の未来
価格:8,580円 (消費税:780円)
ISBN978-4-13-046136-8 C3033
奥付の初版発行年月:2022年03月 / 発売日:2022年03月上旬
未来技術は、日本の地域産業にどのような変化をもたらすのか。地域の現場でカーボンリサイクルやAI、ドローンなどの先進技術が活用されている実態を明らかにするとともに、ウィズ・コロナを含めた、日本の地域社会の課題と、未来への展望を提示する。
松原 宏(マツバラ ヒロシ)
東京大学大学院総合文化研究科教授、東京大学地域未来社会連携研究機構長
地下 誠二(ジゲ セイジ)
日本政策投資銀行代表取締役副社長
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
はしがき(松原 宏)
第I部 地域社会の現状と課題
第1章 地域別将来人口の見通しとその影響(小池司朗)
[コラム]将来のものづくり人材の育成(新宅純二郎)
第2章 産業立地の動向と地域社会の活力(加藤 譲)
[コラム]釜石での希望学(玄田有史)
第3章 多様な地域資源を活用した地域活性化(清水希容子)
[コラム]猫と人間の未来を構想する猫社会学(赤川 学)
第4章 国土政策における先進技術の導入(瀬田史彦)
[コラム]自然を基盤とした解決策――古くて新しいグリーンインフラ(吉田丈人)
第5章 ウィズ・コロナにおける地域創生のあり方(地下誠二・足立慎一郎)
[コラム]国土・都市づくりの人材を育て活かす多様な取組(瀬田史彦)
第II部 未来技術と地域
第6章 カーボンニュートラルと地域のエネルギー戦略(瀬川浩司)
[コラム]地域イノベーションエコシステムの醸成――種子島における地域産業×科学技術×教育の連関(菊池康紀)
第7章 情報通信技術と産業のスマート化(中尾彰宏)
[コラム]地域林業のスマート化によるビジネス産業化(仁多見俊夫)
第8章 IoT・AI・データによる地域課題の解決・地域活性化(越塚 登)
[コラム]地域安全システム学(加藤孝明)
第9章 人の移動とデジタル空間 (関本義秀)
[コラム]GISとリモートセンシング(小口 高)
第10章 ドローン・空飛ぶクルマと地域の未来(鈴木真二)
[コラム]ドローンによる地形学(須貝俊彦)
第III部 地域の未来の展望
第11章 二重のパラダイムシフトをチャンスと捉えた地方創生(坂田一郎)
[コラム]リビングラボ(小泉秀樹)
第12章 海外での未来技術と地域の取組(鎌倉夏来)
[コラム]リモートセンシングを用いた農業による環境負荷の軽減(吉野邦彦)
終 章 本書の総括(松原 宏・地下誠二)
あとがき(地下誠二)