近代資本主義の組織 製糸業の発展における取引の統治と生産の構造
A5判 560ページ
価格:13,200円 (消費税:1,200円)
ISBN978-4-13-046075-0(4-13-046075-7) C303
奥付の初版発行年月:2003年06月
価格:13,200円 (消費税:1,200円)
ISBN978-4-13-046075-0(4-13-046075-7) C303
奥付の初版発行年月:2003年06月
内容紹介
資本主義的な経済発展はなぜ可能であったのか? 諏訪郡の製糸業において形成され,誘因制御に基づく品質管理・賃金制度を有した効率的な組織と,優良製糸家の適切な監視と選抜的な救済を行った金融制度を明らかにすることで,動的な経済発展を成し遂げた近代資本主義の実像に迫る.
目次
序章
第1部 産業組織の再編
第1章 国際市場の構造変化
第2章 蚕糸業の再編
第3章 輸送基盤の整備と原料市場の統合
第2部 工場制工業の発展
第4章 近代製糸業の勃興
第5章 賃金体系による誘因制御
第6章 労働市場における取引の統治
第3部 循環的な成長と金融制度
第7章 「荷為替立替金」供給制度の形成
第8章 「原資金」供給制度の形成
第9章 景気循環と金融機構
終章