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基底的価値の探究と現代世界人権の哲学

人権の哲学 基底的価値の探究と現代世界

A5判 368ページ
価格:6,820円 (消費税:620円)
ISBN978-4-13-036284-9 C3031
奥付の初版発行年月:2022年03月 / 発売日:2022年03月下旬

内容紹介

人が人であるがゆえに持つ人権。その正当化の根拠とは何か。本書は、ロールズやベイツ、グリフィンらの議論を整理し、「自然本性的構想」と「政治的構想」との論争を詳細に分析。対立の本質を探り、人権論が向かうべき新たな方向性を示す。膨大な資料を駆使した、気鋭の研究者の先駆的研究。【第11回東京大学南原繁記念出版賞受賞作】

著者プロフィール

木山 幸輔(キヤマ コウスケ)

筑波大学人文社会系助教

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

第1章 人権の哲学:その文脈と2つの構想  
第2章 政治的構想の主要理論は擁護されるか(1):ロールズの場合  
第3章 政治的構想の主要理論は擁護されるか(2):ラズの場合  
第4章 政治的構想の主要理論は擁護されるか(3):影響力ある諸議論の概括的検討  
第5章 自然本性的構想への批判に応答する:ベイツによる批判への応答  
第6章 擁護されるべき自然本性的構想:二元論、一元論でも多元論でもなく  
第7章 社会経済的権利は人権でありうるか  
第8章 デモクラシーへの権利は人権でありうるか  
第9章 人権と国際的関係  
第10章 開発・援助構想に対する評価:人権の哲学による示唆を参照軸として 
結語  本書がしたこと


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