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環流する文化と宗教

現代インド
環流する文化と宗教

A5判 368ページ
価格:5,940円 (消費税:540円)
ISBN978-4-13-034306-0 C3330
奥付の初版発行年月:2015年05月

内容紹介

近代的洗練を経て「神秘のインド」を改めて体現するヨーガ.欧米のエスニック趣味を経て逆輸入される伝統的ファッション.グローバル化のもたらす在地文化・宗教の「環流」現象を精査し,根底にある知の枠組みの変容と共に移ろうインド文化の現在を照射する.


目次

序 章 「環流」するインド(三尾 稔)

第I編 グローバル化と南アジア的な社会結合
 第1章 農村社会における交換の変容(中谷純江)
 第2章 空間の再編と社会関係の変容(常田夕美子)
 第3章 デリー都市圏における近隣関係の構築と変容(中谷哲弥)
 第4章 トランス・ナショナルの時代へ(高田峰夫)
 [補論1]移民大国ネパール(南真木人)

第II編 インド的なるものをめぐるポリティクス
 第5章 環流化を媒介するメディア(松川恭子)
 [補論2]映画の21世紀(杉本良男)
 第6章 踊る現代インド(竹村嘉晃)
 [補論3]メディカル・ツーリズム(松尾瑞穂)
 [補論4]インド料理(松川恭子)
 第7章 インドのモードファッションと「手仕事」のナショナリズム(杉本星子)
 [補論5]伝統染織(上羽陽子)
 第8章 「インド」をめぐる知の変容(杉本良男)
 [補論6]国民総幸福(宮本万里)
 [補論7]日本におけるインド・イメージ(五十嵐理奈)

第III編 分割と包括の葛藤
 第9章 ディアスポラとヒンドゥー教(山下博司)
 [補論8]グル(池亀 彩)
 第10章 愛国と愛教のはざまで(山根 聡)
 第11章 キリスト教改宗問題とナショナリズム(サガヤラージ アントニサーミ)
 第12章 宗教のポリトロピー(三尾 稔)


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