全国政治の始動 帝国議会開設後の明治国家
前田 亮介:著
A5判 320ページ
価格:5,720円 (消費税:520円)
ISBN978-4-13-026243-9 C3021
奥付の初版発行年月:2016年05月
価格:5,720円 (消費税:520円)
ISBN978-4-13-026243-9 C3021
奥付の初版発行年月:2016年05月
内容紹介
帝国議会の開設により誕生した全国規模の利益調整をおこなう政治システムを「全国政治」として,国民国家形成を描きだす.議会が,地方単位から国家を単位とした議論がおこなわれる場となり,全国共通の新たな基準が創成されるとともに,藩閥が退潮し,政党が伸長する力学を精査に分析する.
目次
序 章 日本における議会制の導入と政治変容
第一章 政府内改革をめぐる長派優位の確立——北海道政策,1891-1892
第二章 第四議会における内在的危機の予兆——地価修正政策,1892-1893
第三章 内閣の統治機能不全と自由党の参入——治水政策,1893-1896
第四章 日清戦争後における政党間競合の帰結——銀行政策,1895-1898
終 章 旧体制の軟着陸による全国政治の安定
注
あとがき
索引(人名・事項索引)