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明治維新期の貨幣経済

明治維新期の貨幣経済

A5判 360ページ
価格:5,600円+税
ISBN978-4-13-026239-2 C3021
奥付の初版発行年月:2015年03月

内容紹介

幕末から明治初期にかけて,経済・社会の構造が大きく変容するなか,藩札や太政官札など多様に発行された貨幣の実態と社会活動の変化を丹念に実証し,諸地域の動きが近代日本の経済をいかに形作ったかを活き活きと描く.両から円という通貨単位の変遷期に、地域社会の活動から結ぶ新たな歴史像.【第4回東京大学南原繁記念出版賞受賞作】


目次

序 章 明治維新期における経済発展の展望
 第一節 貨幣体系の構造的変容
 第二節 持続的成長
 第三節 実体経済の質的変容
 小括
第一章 大坂両替商の大名貸と藩債処分
 はじめに
 第一節 銭屋佐兵衛家の大名貸
 第二節 銭佐の新旧公債と大名貸の評価
 小括
第二章 高知の銀券発行と銀目廃止
 はじめに
 第一節 銀目廃止の概略
 第二節 高知藩の銀券発行
 第三節 高知藩の貨幣政策
 小括
第三章 太政官札の流通経路と地域間決済通貨
 はじめに
 第一節 政府内部の配給経路
 第二節 府藩県の受領経路
 第三節 大手両替商の受領経路
 第四節 地方商人の受領経路
 小括
第四章 日田の紙幣流通と掛屋
 はじめに
 第一節 維新期の貨幣経済と日田の地域的特性
 第二節 掛屋・千原家周辺の貨幣流通
 小括
第五章 上田の地域通貨流通と贋金
 はじめに
 第一節 上田を取り囲む社会・経済環境
 第二節 地域通貨の発行
 第三節 貨幣流通の実情
 小括
第六章 名古屋の通商政策と地域通貨
 はじめに
 第一節 伊藤次郎左右衛門家と名古屋藩の流通・金融政策
 第二節 名古屋通商会社の展開
 小括
第七章 西播の他領藩札流入と国産会所
 はじめに
 第一節 一橋家領の会所政策
 第二節 龍野藩の他領藩札流入への対応
 第三節 林田藩の金札預り切手発行と藩札回収
 小括
第八章 群馬・埼玉の藩札買上政策と藩札回収
 はじめに
 第一節 群馬県における藩札流通
 第二節 埼玉県における藩札買上政策の展開
 小括
終 章  貨幣経済の変容に応じた実体経済の再編

あとがき
索引


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