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中世前期の政治構造と王家

中世前期の政治構造と王家

A5判 248ページ
価格:5,600円+税
ISBN978-4-13-026238-5 C3021
奥付の初版発行年月:2015年03月

内容紹介

王家という概念が批判的に再検討されている近年の動向をふまえ,鳥羽院政期から鎌倉中期に至る王家を対象に,家長権のあり方と王家領荘園の伝領を具体的に分析し,日本中世のあり方を見通す.中世的「家」の成立をめぐる皇位継承と権力の問題から読み解く日本中世史.


目次

序 章 中世政治史研究の課題
  第一節 政治史研究における時期区分論
  第二節 中世の政治構造と王権
  第三節 中世的「家」の成立と院政
  第四節 本書の構成

第一部 中世前期王家の構成
 第一章 中世前期の王家と家長
  第一節 学術用語としての王家
  第二節 院の「家」の範囲と家長
  おわりに
 補 論 史料用語としての「王家」
 第二章 中世前期の王家と法親王
  はじめに
  第一節 法親王制の成立と運用
  第二節 鎌倉期における法親王制の運用
  おわりに

第二部 中世前期の政治過程と王家
 第一章 鳥羽院政期王家と皇位継承
  はじめに
  第一節 白河院の皇位継承構想
  第二節 鳥羽院による院近臣団の再編
  第三節  崇徳天皇退位の政治的背景
  おわりに
 第二章 二条親政の成立
  はじめに
  第一節 鳥羽院の皇位継承構想
  第二節 後白河天皇と美福門院——鳥羽院死後
  第三節 二条親政の開始
  おわりに
 補 論 保元三年宇治御幸の史的意義
  はじめに
  第一節 宇治御幸と摂関家
  第二節 王家の内部事情
  おわりに
 第三章 高倉皇統の所領伝領
  はじめに
  第一節 平氏政権末期における高倉皇統の所領
  第二節 高倉皇統と最勝光院
  おわりに——高倉皇統の所領形成と王家領の動向
 第四章 中世前期の政治構造と王家
  はじめに
  第一節 皇位とともに継承される御願寺群
  第二節 個別荘園群の伝領と王家家長
  第三節 中世前期の政治構造
  おわりに
終 章 中世の皇位継承と権力

初出一覧/あとがき/索引


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