象徴の美学
A5判 432ページ
価格:8,580円 (消費税:780円)
ISBN978-4-13-016017-9(4-13-016017-6) C301
奥付の初版発行年月:1995年01月
価格:8,580円 (消費税:780円)
ISBN978-4-13-016017-9(4-13-016017-6) C301
奥付の初版発行年月:1995年01月
内容紹介
美学が哲学の内部においてその中心的な地位を確立した18世紀ドイツ思想史を,整然とした形式美をもって描く.バウムガルテンからヘーゲルにいたる美学の変容を,「象徴」の概念に即して展望しつつ,記号論やアレゴリーの理論に新たな設定を試みた力作.
目次
第1章 啓蒙主義的美学における象徴の問題
1.ライプニッツおよびヴォルフ学派における象徴の位置
2.バウムガルテンにおける「外延的明晰性」の理論
3.バウムガルテン学派の美学のイリュージョン理論
第2章 カント美学における美の象徴性
1.カントにおける「記号」と「象徴」の問題の背景
2.『判断力批判』における「象徴」理論
3.感性化と象徴
第3章 古典的美学の象徴論
1.ヘルダーにおける象徴理論
2.モーリッツにおける象徴理論
第4章 ロマン的美学の象徴理論
1.シラーの象徴概念
2.シェリングにおける「象徴」と「アレゴリー」の問題
3.ヘーゲルにおける「象徴的-古典的-ロマン的」芸術形 式の問題
4.古典的美学とロマン的美学
結語/註/あとがき
欧文要旨/文献表/事項索引/芸術作品索引/人名・書名索引