デジタル・スタディーズ
メディア都市
A5判 364ページ
価格:5,280円 (消費税:480円)
ISBN978-4-13-014143-7 C3310
奥付の初版発行年月:2015年10月
価格:5,280円 (消費税:480円)
ISBN978-4-13-014143-7 C3310
奥付の初版発行年月:2015年10月
内容紹介
遍在化するデジタル・メディアによって,閉域としてあった公共空間や私的空間に孔が穿たれる.その孔を通じて内と外が繋がっていく多孔的なデジタル=ネットワーク都市の輪郭を,メディアと都市の相関やグローバルな資本主義の地政学を俎上に精査する.【シリーズ全3巻完結】
目次
序 章 多孔的なデジタル都市とグローバルな資本の文化地政(吉見俊哉)
第1部 建築と身体、公共空間
第1章 共生する建築:デジタリティを抱握する(ルシアナ・パリジ/戸田 穣訳・石田英敬監訳)
第2章 生態学的都市論のために:「ベンヤミン的方法」と多孔性(田中 純)
第3章 映像文化へのアプローチ:遍在するスクリーンのアルケオロジー(大久保遼)
第4章 帝都東京における音のネットワーク:戦時下のラジオ放送と「アメリカ」(林 三博)
[コラム1]Thinking Forest:メディア実験としての工事中景(韓 亜由美)
第2部 モバイルな都市文化
第5章 「たまごっちの時代」における愛の変容(ドミニク・ペットマン/辻 泉訳)
第6章 ポータブルな市民権(アン・アリソン/永原 宣訳)
第7章 世界を駆ける『アイアンシェフ』:日本の料理番組、ソフトパワー、そして文化グローバル化(ガブリエラ・ルカーチ/河津孝宏訳)
第8章 オンライン・ファン・コミュニティにおける交流と闘争:台湾におけるジャニーズファンを例に(