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死生学5 医と法をめぐる生死の境界

死生学
死生学5 医と法をめぐる生死の境界

A5判 264ページ
価格:3,080円 (消費税:280円)
ISBN978-4-13-014125-3 C131
奥付の初版発行年月:2008年11月

内容紹介

医療技術の格段の進歩などにより,医療の現場や法制度にかかわる領域において,生と死の「境界」が深刻な葛藤をもたらすようになっている.意思決定を行なうことに困難を抱えてしまったこれらの問題をとりあげ,望ましい解決の方向をさぐってゆく.


目次

I 現代医療・看護の現場
1章 「がんサバイバーシップ」という言葉が意味するもの(高橋 都)
2章 出生前検査の意思決定(吉野(青木)美紀子)
3章 高齢者と延命治療——「寝たきり老人」と個人の選択をめぐって(会田薫子)
4章 生命維持治療の中止と差し控え(児玉安司)
5章 認知症高齢者のよりよい治療決定にむけて——体系的評価を通じたコミュニケーションの質の把握(宮田裕章)
6章 死を迎える者と遺される者のケア——公衆衛生学からのアプローチ(アラン・ケリヒア)
II 生死の境界線 
7章 加害と被害をめぐる生死の境界(一ノ瀬正樹)
8章 医療上の意思決定における主観的確率と客観的確率(ドナルド・ギリス)
9章 患者中心医療における意思決定とその諸問題(鎌江伊三夫)
10章 精神障害者と殺人の傾向(作田 明)
11章 障害は社会のほうにある(八尋光秀)
12章 進化生物学から見た殺人(長谷川眞理子)


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