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イメージ−不可視なるものの強度

表象のディスクール
イメージ−不可視なるものの強度

A5判 328ページ
価格:3,520円 (消費税:320円)
ISBN978-4-13-014114-7(4-13-014114-7) C331
奥付の初版発行年月:2000年04月

内容紹介

写真や映画などの近代的な視覚テクノロジーに重点をおきながら,美術をも含めた幅広く多面的なイメージ分析を実践する.成瀬巳喜男からマネまで,ドゥルーズから山東京伝まで,古今東西のフィールドを駆け巡る表象文化論のまなざしの豊かさが示される.


目次

見えるものと見えないもの——第4巻のためのプロレゴメナ(松浦寿輝)
I 映像空間の署名
 成瀬巳喜男 または二重の署名(蓮實重彦)
 伝神絵(港 千尋)
 映像の負荷と可能性——陳凱歌論(刈間文俊)
 盲者の視線(常石史子)
II イコノロジー/イデオロギー/エピステモロジー
 ミメシスと想像力——ボードレール『1859年のサロン』を中心に(鈴木啓二)
 近代のイメージとイメージの近代——マネの「鉄道」をめぐって(三浦 篤)
 「見立て」美学の構造——山東京伝の場合(崔京国)
 葛飾北斎「西瓜図」の謎——伝説と蔬果図のあいだ(今橋理子)
III イメージ,その論理と倒錯
 盲目論——分離的差異化の記号について(松浦寿夫)
 記号と徴候——精神分析の美術史への適用をめぐる覚書き(松岡新一郎)
 ドゥルーズと写真の論理学——対象Pをめぐる倒錯と実践(瀧本雅志)
 自滅するヴィジョン——プラトー,ラカン,『ピーピング・トム』(榑沼範久)
 ゼノンからアルベルティーヌへ(松浦寿輝)


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