大学出版部協会

 

身体−皮膚の修辞学

表象のディスクール
身体−皮膚の修辞学

A5判 352ページ
価格:3,520円 (消費税:320円)
ISBN978-4-13-014113-0(4-13-014113-9) C331
奥付の初版発行年月:2000年10月

内容紹介

従来の哲学にも心理学にも美学にも包摂されえなかった「表象としての身体」 の問題を,病,性,視線,舞踏,演劇,オペラ,パフォーマンスなどのテーマに即して縦横に論じる.人文科学が空白のまま残してきた領域を埋める貴重な 試み.人間存在にとっての身体の現象学の諸相を提示.


目次

第3巻のためのプロレゴメナ (小林康夫)
I 身体の転換  
ヒステリー的身体の夢 身体論のゆくえ (石光泰夫)
アレゴリー的身体 人形装置と『聖なる憂い』 (香川 檀)
墜落した身体のマゾヒズム 反復強迫と死の欲動の間で (松本由起子)
身体なき眼差しと世界の「肉」 体外離脱のパラ現象学 (小林康夫)
II 身体の諸次元  
ことば化される身体 スタニスラフスキーとスターリン文化 (浦 雅春)
足と手のモダニズム 『チャタレイ夫人の恋人』論(大久保 譲)
オペラ—声—女性 《ルル》を見るための試論 (長木誠司)
免疫的生態と「身体」の接触 (田中祐理子)
抵抗する衣服,あるいは未熟な身体 コム・デ・ギャルソンのセクシュアリティ (平芳裕子)
III 舞台上の身体 
「日本的なもの」を脱構築する 現代日本演劇におけるローカリティとハイブリディティ (内野 儀)
ダムタイプ S/N:シグナルとしての身体/ノイズへの礼賛 (恵子・クルディ 阿部崇・戸田知子訳)
失われた体を求めて 芝居見物の考古学序説 (パトリック・ドゥ・ヴォス)
風の世阿弥 (松岡心平)


一般社団法人 大学出版部協会 Phone 03-3511-2091 〒102-0073 東京都千代田区九段北1丁目14番13号 メゾン萬六403号室
このサイトにはどなたでも自由にリンクできます。掲載さ>れている文章・写真・イラストの著作権は、それぞれの著作者にあります。
当協会 スタッフによるもの、上記以外のものの著作権は一般社団法人大学出版部協会にあります 。