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葬祭業の展開と死生観の変容現代日本の死と葬儀

現代日本の死と葬儀 葬祭業の展開と死生観の変容

A5判 344ページ
価格:6,380円 (消費税:580円)
ISBN978-4-13-010408-1 C301
奥付の初版発行年月:2007年09月

内容紹介

葬儀とは,肉体的自然的な現象である死を,社会的文化的に受け入れていくための総合的な変換装置であるが,現在では,葬祭業者が死の変換の多くを担うようになっている.詳細なフィールドワークや豊富な実例から,葬儀とその変貌に迫る画期的研究.


目次

序章 葬儀とは何か——葬制研究の対象と方法
第1節 葬制研究の対象
第2節 葬制研究の展開と本書の視点
第1章 共同体の中の死と葬儀——新潟県佐渡島のある葬儀
第1節 死を準備する人生——葬儀とその社会的基盤
第2節 生者にとっての死の予兆
第2章 変わりゆく葬儀——和歌山県串本町のある葬儀
第1節 葬儀の変容と地域社会
第2節 香典を辞退すること——葬儀を支える関係の変容
第3節 葬祭業者を利用することとは——死の変換の外在化の過程
第3章 葬祭業者の成立とその展開
第1節 葬祭業の成立とその様態
第2節 葬祭業者の社葬と地域社会
第4章 代行される葬儀——利用者からの視点
第1節 文書資料から見た葬祭業の利用
第2節 知識の提供者としての葬祭業
第5章 儀礼空間の創出と死の意味づけ
第1節 死を受容させるもの——輿から祭壇へ
第2節 行く末よりも来し方を——生花祭壇における死者の表現
終章 エージェントとしての葬祭業者


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