公共哲学
日本における公と私
A5判 320ページ
価格:4,180円 (消費税:380円)
ISBN978-4-13-003413-5(4-13-003413-8) C330
奥付の初版発行年月:2002年01月
価格:4,180円 (消費税:380円)
ISBN978-4-13-003413-5(4-13-003413-8) C330
奥付の初版発行年月:2002年01月
内容紹介
「公」が国家に収斂されるのは日本特有の現象であろうか.日本の文化は,国家を超える次元に開かれた「公」が成立不可能なのか.日本の公私観念について,その原型と展開を歴史的観点から問い直し,現代の公私問題をめぐって検討する.
目次
はじめに——黒住 真
1 日本的「公私」観念の原型と展開(水林 彪)
2 日本的公私観念と近代化(小路田泰直)
3 公はパブリックか?(東島 誠)
4 現代日本における公共性の言説をめぐって(斎藤純一)
5 他者に開かれた公共性(井上達夫)
6 高度情報化社会としての日本における公と私(阿部 潔)
特論I 日本における公私問題(黒住 真)
特論II 横井小楠における「公共」の思想とその公共哲学への寄与(源 了圓)
特論III 日本の宗教状況における公私と公共性(稲垣久和)
[発展協議]
おわりに——金泰昌