大学出版部協会

 

東京大学教養学部「基礎演習」テキスト知の技法

知の技法 東京大学教養学部「基礎演習」テキスト

A5判 296ページ
価格:1,650円 (消費税:150円)
ISBN978-4-13-003305-3(4-13-003305-0) C100
奥付の初版発行年月:1994年04月

内容紹介

カリキュラム改革が進む東大教養学部で,93年度から文系1年生の必修科目として開設されたゼミ形式の「基礎演習」のテキスト.最先端の学問の魅力を紹介し,論文の書き方・口頭発表の仕方・資料の集め方等を収めた「究極の参考書」.


目次

はじめに

第I部 学問の行為論—誰のための真理か(小林康夫)

第II部 認識の技術—アクチュアリティと多様なアプローチ
[現場のダイナミクス]
フィールドワーク—ここから世界を読み始める(中村雄祐)
史料—日本的反逆と正当化の論理(義江彰夫)
アンケート—基礎演習を自己検証する(丹野義彦)
[言語の論理]
翻訳—作品の声を聞く(柴田元幸)
解釈—漱石テクストの多様な読解可能性(小森陽一)
検索—コンコーダンスが聞く言葉の冒険旅行(高田康成)
構造—ドラゴン・クエストから言語の本質へ(山中桂一)
[イメージと情報]
レトリック—Madonnaの発見,そしてその彼方(松浦寿輝)
統計—数字を通して「不況」を読む(松原望)
モデル—ジャンケンを通して見る意思決定の戦略(高橋伸夫)
コンピューティング—選挙のアルゴリズム(山口和紀)
[複数の視点]
比較—日本人は猿に見えるか(大澤吉博)
アクチュアリティ—「難民」報道の落とし穴(古田元夫)
関係—「地域」を超えて「世界」へ(山影進)

第III部 表現の技術—他者理解から自己表現へ
0.表現するに足る議論とは何か(船曳建夫)
1.論文を書くとはどのようなことか(門脇俊介)
2.論文の作法(門脇俊介)
3.口頭発表の作法と技法(長谷川寿一)
4.テクノロジーの利用(長谷川寿一)
5.調査の方法

結び—「うなずきあい」の18年と訣れて(船曳建夫)


一般社団法人 大学出版部協会 Phone 03-3511-2091 〒102-0073 東京都千代田区九段北1丁目14番13号 メゾン萬六403号室
このサイトにはどなたでも自由にリンクできます。掲載さ>れている文章・写真・イラストの著作権は、それぞれの著作者にあります。
当協会 スタッフによるもの、上記以外のものの著作権は一般社団法人大学出版部協会にあります 。