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流動する世界秩序とグローバルガバナンス

総合政策学をひらく
流動する世界秩序とグローバルガバナンス

A5判 256ページ 上製
価格:2,750円 (消費税:250円)
ISBN978-4-7664-2868-1 C3330
奥付の初版発行年月:2023年03月 / 発売日:2023年03月中旬

内容紹介

世界政治の新たな仕組みとルールの形成を模索する。

現代世界の紛争や協調はどのような原因やメカニズムで生じているのか。いかなる世界・地域・国家の統治の仕組み(ガバナンス)が模索されているのか。さまざまな地域の実例にフォーカスしつつ、政策の実践と理論・分析枠組みを相互作用させて検証する。

著者プロフィール

神保 謙(ジンボ ケン)

慶應義塾大学総合政策学部教授。専門分野:国際政治学。

廣瀬 陽子(ヒロセ ヨウコ)

慶應義塾大学総合政策学部教授。専門分野:国際政治、旧ソ連地域研究。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

第Ⅰ部 リベラルな秩序と管理された秩序の相克

第1章 権威主義の台頭と民主主義の後退(加茂具樹)
第2章 市場経済と国家(和田龍磨)
第3章 サイバー・宇宙空間・技術のガバナンス(土屋大洋)

第II部 世界と地域のガバナンス

第4章 ロシアとユーラシア世界(廣瀬陽子)
第5章 米欧世界とは何か――価値による生き残り戦略(鶴岡路人)
第6章 バイデン政権が向き合った三つの危機――そして、新たに加わったウクライナ危機(中山俊宏)
第7章 アフリカとグローバルヘルス(國枝美佳)
第8章 インド太平洋の地政学・地経学(神保 謙)

第III部 地域と社会のガバナンス

第9章 民族・宗教からみる「法治」と「中国化」(田島英一)
第10章 中国の政策執行における政治動員――農村の基層ガバナンスの課題(鄭 浩瀾)
第11章 ムスリマのヴェールをめぐる議論と実践――インドネシアを事例に(野中 葉)
第12章 自由、選択と人間の不安(ヴ、レ・タオ・チ/ VU,Le Thao Chi)


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