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保険学講義

保険学講義

A5判 256ページ 並製
定価:2,200円+税
ISBN978-4-7664-2724-0 C3033
奥付の初版発行年月:2021年02月 / 発売日:2021年02月中旬

内容紹介

▼身近でありながら、よく理解されていない「保険」を「学問」するためのスタンダード・テキスト。
▼基本用語の説明から保険の種類・構造・特性、保険の将来的課題までをわかりやすく解説。
▼最新の制度・政策動向や、重要性を増すリスクマネジメント論との関係もフォロー。

保険はなぜ生まれたのか? どのように発展してきたのか?
本書は、保険の歴史から保険を支える基礎理論、経済的な性質、金融や市場との関わり、そして企業経営上の課題まで、保険を仕組みと役割を総合的に学ぶためのテキストです。
職業として保険に携わる人から保険学を学ぶ学生、そして「保険に入っているけど、実はよく分かっていない」という方まで、幅広く学べます。

著者プロフィール

堀田 一吉(ホッタ カズヨシ)

慶應義塾大学商学部教授
島根県松江市生まれ。1984年慶應義塾大学経済学部卒業、1986年同大学大学院商学研究科修士課程修了、1989年同博士課程単位取得後、慶應義塾大学商学部助手、助教授を経て、2002年より現職。
専門分野:保険学、保険政策論、リスクマネジメント論
主要業績:『現代リスクと保険理論』(東洋経済新報社、2014年)、『保険理論と保険政策――原理と機能』(東洋経済新報社、2003年)、『保険学 補訂版』(共編著、有斐閣、2016年)、『高齢者の交通事故と補償問題』(共編著、慶應義塾大学出版会、2015年)、『民間医療保険の戦略と課題』(編著、勁草書房、2006年)、『保険進化と保険事業』(共編著、慶應義塾大学出版会、2006年)、等。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

はじめに

第1章 学問としての保険学
 1-1 現代社会の発展と保険学の生成
 1-2 保険学の体系
 1-3 保険学とリスクマネジメント論の関係
 1-4 保険学の基本用語
 1-5 保険学研究の現代的課題

第2章 保険の歴史
 2-1 福澤諭吉と日本の保険業
 2-2 海上保険の歴史
 2-3 火災保険の歴史
 2-4 生命保険の歴史
 2-5 資本主義経済と近代的保険
 2-6 現代社会の理念と保険制度

第3章 保険の理論
 3-1 生活リスクと保険
 3-2 大数の法則と確率
 3-3 給付・反対給付均等の原則と収支相等の原則
 3-4 リスク分類における効率性と公平性
 3-5 保険の経済的機能
 3-6 保険の付随的機能

第4章 保険の特性
 4-1 保険の基本特性と保険類似制度
 4-2 経済財としての保険
 4-3 保険可能性と限界
 4-4 期待効用理論と保険加入の合理性
 4-5 プロスペクト理論と保険
 4-6 情報の非対称性と逆選択・モラルハザード

第5章 保険の構造
 5-1 保険の分類
 5-2 保険料の構造
 5-3 責任準備金の構造
 5-4 保険金の構造
 5-5 生命保険と損害保険の構造
 5-6 基本的生活保障と社会保険・民間保険

第6章 保険と金融
 6-1 保険の二大機能――経済的保障機能と金融機能
 6-2 保険資産の構成
 6-3 資産運用の原則
 6-4 保険負債の特性
 6-5 財務健全性とソルベンシー・マージン比率規制
 6-6 運用環境の変化と運用政策
 6-7 経営戦略の変遷と企業リスク管理 

第7章 保険と経営
 7-1 保険事業の特性
 7-2 保険募集とアンダーライティング
 7-3 販売チャネルと保険ビジネスモデル
 7-4 保険企業の経営形態
 7-5 相互会社の現代的課題
 7-6 共済事業と少額短期保険業者

第8章 保険と市場
 8-1 世界の中の日本の保険市場
 8-2 主力保険商品の変遷
 8-3 再保険市場の構造と課題
 8-4 代替的リスク移転(ART)と保険
 8-5 保険自由化と市場構造の変化
 8-6 保険自由化と業界再編成

第9章 保険と政策
 9-1 戦後保険業の成長と護送船団行政
 9-2 保険自由化と政策転換
 9-3 保険セーフティネットの機能と構造
 9-4 政策介入の根拠と保険政策
 9-5 政府規制と契約者保護
 9-6 保険の本質と保険政策

第10章 保険の将来
 10-1 保険の発展と保険の社会化
 10-2 現代リスクと保険業
 10-3 人口減少社会の到来と保険業
 10-4 グローバリゼーションと保険業
 10-5 デジタル化時代と保険業

参考文献
索 引


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