自省する知 人文・社会科学のアクチュアリティー
A5判 312ページ 上製
価格:4,180円 (消費税:380円)
ISBN978-4-7664-1821-7 C3010
奥付の初版発行年月:2011年04月 / 発売日:2011年04月下旬
価格:4,180円 (消費税:380円)
ISBN978-4-7664-1821-7 C3010
奥付の初版発行年月:2011年04月 / 発売日:2011年04月下旬
内容紹介
▼人文・社会科学の「今」を伝える。
▼哲学、倫理学、美学、美術史学、社会学、心理学、教育学、人間科学——、
慶應義塾大学三田哲学会の気鋭の研究者11名が、自らの思考を振り返り、
「知」のあり方に再検討を加える珠玉の論文集。
目次
序
第Ⅰ部 方法
モデルが訴えるもの——知識の新プラグマティズム 西脇与作
ある心理学方法論に見る陥穽と処方箋
——「サリーとアンの問題」「裏切り者検知」「不公平嫌悪」をめぐって 坂上貴之
発達支援の行動分析学——科学者/実践家の知 山本淳一
教育学は科学か思想か——進化教育学の射程 安藤寿康
第Ⅱ部 歴史
プラトン『ポリテイア』の現代的意義 納富信留
「中道」を巡る一試論——大乗起信論とキリスト教的「全一性」の理念 谷 寿美
化身と造像——法身・生身・カミ 紺野敏文
存在了解としての体験と解釈——美学と解釈学との対立を超えて 大石昌史
第Ⅲ部 社会
感情と文明化論——エリアス派感情社会学の礎石 岡原正幸
社会調査に見る子ども観の変遷 渡辺秀樹
ニュース映像の記憶とイシュー認知
——北朝鮮報道に対する視聴者の反応 李 光鎬