シリーズ20世紀中国史
シリーズ20世紀中国史3 グローバル化と中国
A5判 242ページ
価格:4,180円 (消費税:380円)
ISBN978-4-13-025153-2 C3322
奥付の初版発行年月:2009年09月
価格:4,180円 (消費税:380円)
ISBN978-4-13-025153-2 C3322
奥付の初版発行年月:2009年09月
内容紹介
日中戦争,第二次世界大戦,朝鮮戦争,東西冷戦が続く苛烈な環境下,中国は,すでに1930年代の国民党政権時代から統制計画経済を軸にした国づくりに望みを託し,50年代以降,共産党政権の下で大躍進,さらには文化大革命という苦い蹉跌を繰り返した.それに対し70年代末の転換以降,グローバル化(中国語の全球化)に対応し「改革・開放」の新たな国造りが進んでいる.本巻は,政治システムと政治過程,思想と文化の空間,社会経済と民衆,という三つの側面から,その全体像を歴史的に明らかにする.
目次
総 論 全球化の奔流と主体としての中国(久保 亨)
第I部 政治システムと政治過程
1 社会主義下の党・国家と社会(高橋伸夫)
2 大陸と台湾の一党独裁システム(松田康博)
3 戦後の国際環境と外交(川島 真)
4 近代法制の形成過程(高見澤磨)
第II部 思想と文化の空間
5 リベラリズムとナショナリズム(水羽信男)
6 言論・出版の自由(中村元哉)
第III部 社会経済と民衆
7 近代的企業の発展(富澤芳亜)
8 農村社会からみた土地改革(山本 真)
9 生殖コントロールとジェンダー(小浜正子)
10 統制と開放をめぐる経済史(久保 亨)