【開催報告】
先日、5月31日(土)に紀伊國屋書店新宿本店にて、「大学出版部協会フェア・タイアップ企画 名古屋外国語大学出版会『食材と調理の世界地図』刊行記念 佐原秋生先生×大岩昌子先生トークイベント」を開催いたしました。
トークでは、書籍制作の裏側や、食材・調理にまつわる貴重なお話が語られました。
あいにくの天候にもかかわらず、多くの方にご来場いただき、会場は終始あたたかな雰囲気に包まれました。
ご参加くださった皆さま、そして運営にご協力いただいた関係者の皆さま、本当にありがとうございました。
【イベント概要】
場所:紀伊國屋書店新宿本店3階 アカデミック・ラウンジ
日時:5月31日(土)15:00~16:30(開場:14:30)
「トークセッション60分+質疑応答30分」
知って食べると心も美味しくなる。そうだったのか、食材と調理の世界
『食と文化の世界地図』で評判を呼んだ2人の著者が、新たに魅力的な「食べ物の本」を
書き下ろしました。何を食べる? どう食べる?
……つまり「食材」と「調理」についての、基本的なガイドブックです。
意外なことに、類書はほとんどありません。
肉、魚、野菜、穀物、乳製品、お酒など、世界中に食材は満ちあふれています。
そして調理の方法も、生そのものから、焼く、煮る、蒸す、醗酵させるなど、多種多様。
ちょっと見たところ、現代の日本では、和食を始めどんな料理でも味わえるようですが、
それらは本当は、生まれ育った国や地域の歴史と文化に深く根差し、少しずつ変化し、
アレンジを加え、アップデートされた味覚の数々といえます。
そんな素敵な食の世界を、原理にさかのぼってたどればたどるほど、もっと美味しくなる!
今回のトークでは、そうした「知っているようで知らない」食材の知識や調理の歴史、現状について、
いろいろなエピソードを交えてお話しします。もちろん、SDGsや飢餓、食育などの問題にも触れます。
今こそ「生きることは食べること」の本当の意味を取り戻しませんか。
佐原秋生氏は、パリの日航ホテルの管理部長やニューヨークの日航ホテルの社長など経て、
名古屋外国語大学で教鞭を取りました。 大岩昌子氏も、同じく海外体験が豊富で、世界の食文化や
チーズなどについての授業を受け持っています。
というわけで、ユニークな現地情報も加えた、楽しい美味なフルコースの始まりです。
さて、どんな料理が飛び出すことやら。
なお司会とインタビューは、この本の編集を担当した川端博氏がつとめます。
※紀伊国屋書店「教育と研究の未来記事」はこちら
※名古屋外国語大学出版会HPはこちら
【登壇者プロフィール】
佐原秋生(さわら・しうせい)
料理評論家、名古屋外国語大学名誉教授
フランス政府農事功労章、日本ソムリエ協会名誉ソムリエ
著書に『セーヌを眺めながら』『ジョエル・ロビュションの世界』『ガストロノミ』など
訳書に『フランスのレストラン ベスト50』『ガストロノミ』など
大岩昌子(おおいわ・しょうこ)
名古屋外国語大学教授
名古屋大学大学院国際開発研究科博士後期課程修了。博士(学術)。
専門は言語心理学、食文化論。2009年、チーズプロフェッショナル(CPA認定)取得。
著書に『電子耳による外国語教育』『応用言語学と外国語教育研究-未来への展望』
『食と文化の世界地図』など
訳書に『フランス高級レストランの世界』など
主催:名古屋外国語大学出版会
共催:紀伊國屋書店
(名古屋外国語大学出版会事務局)