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第24回(2002年度)
日本生命財団出版助成図書
刊行期間 平成15年4月〜平成16年3月

書名をクリックすると、詳細がご覧になれます。




1)安藤昌益からみえる日本近世
   若尾政希 著
   東京大学出版会


2)〈都市的なるもの〉の現在
   ― 文化人類学的考察 ―
   関根康正 編
   東京大学出版会




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1)安藤昌益からみえる日本近世

若尾政希 著
A5判・432頁
税込6510円/本体6200円
東京大学出版会

安藤昌益は,自らが生きた時代,社会といかに切り結び,独自の思想を形成していったのか.思想家・昌益の葛藤の実像を明らかにするとともに,そこからみえてくる彼が生きた近世日本という時代を描きだす.日本思想史研究を新たな段階へと進めるべき労作.

〈主要目次〉

第一章 昌益の学問否定の本質
第二章 昌益の学問否定と秋田藩の農民政策
第三章 天変地異の思想――昌益の天譴論と西川如見
第四章 昌益の本草学――肉食をめぐって
第五章 延享期昌益の思想――『博聞抜粋』の基礎的研究
第六章 昌益の思想形成と「太平記読み」
終 章 昌益からみえる近世社会







2)〈都市的なるもの〉の現在
  −文化人類学的考察−

関根康正 編
A5判・540頁
税込9240円/本体8800円
東京大学出版会

 現代においては,世界全体がいわば都市になりつつあるといっても過言ではない.本書は,人類学的アプローチから世界の諸都市のさまざまな具体事例を集成して,都市の日常を生きる多様な人間の眼差しを明らかにし,現代社会の都市という生活空間の質を問う.

〈主要目次〉
序論 〈都市的なるもの〉を問う人類学的視角(関根康正)
I 都市の原像――〈都市的なるもの〉の誕生と形式
 1 原初の都市トンブクトゥ(赤阪 賢)
 2 TIMBUKTU――沙漠と草原との結び目(岩田慶治)
 3 中世ヨーロッパの都市性(ハラルド・クラインシュミット)
 4 那覇の層位学――〈都市的なるもの〉の南島的形姿をめぐって(松井 健)
II 都市の支配――〈都市的なるもの〉の隠蔽と抵抗
 5 都市が田舎にやってくる――南インドにおける寺院と映画(杉本良男)
 6 「村人」にとっての都市的経験――ネパールの事例から(南 真木人)
 7 「正義」のモザイクの可能性
    ――フィリピンの移民空間のもめごと調停にみる〈都市的なるもの〉(森 正美)
 8 日常のなかの都市性――あるケニア人一族の100年間の都市経験から(松田素二)
 9 首都と国民広場――北京における天安門広場の建築(妹尾達彦)
 10 国民国家のなかの民俗領域のイニシャチブ
    ――中部アフリカ・バムン都市の表象再創出(和崎春日)
 11 都市人のこころ――スワヒリ都市ウジジの事例から(日野舜也)
III 都市の流動――〈都市的なるもの〉の散乱と潜在性
 12 スタイルとしての身体――Driving my Body(野村雅一)
 13 <都市的なるもの>の襞――身体性からの逆照射(松本博之)
 14 都市と記憶(喪失)について(小田 亮)
 15 不安定労働とホームレス――都市の産物(トム・ギル)
 16 都市のヘテロトポロジー
    ――南インド・チェンナイ(マドラス)市の歩道空間から (関根康正)
附論 〈「東京」を人類学する〉ための覚え書き(関根康正)






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