‘本を見る・探す’ カテゴリーのアーカイブ


83●スペインの風

2013年6月1日 土曜日

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82●自由とは何か

2013年6月1日 土曜日

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81●地方と中央

2013年3月1日 金曜日

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80●変わりたいあなたへ

2013年3月1日 金曜日

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79●大学散歩

2013年3月1日 金曜日

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『科学と証拠 ー統計の哲学 入門ー』

2013年1月18日 金曜日

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[2013年1月18日公開]

科学と証拠 統計の哲学 入門 Evidence and Evolution: The Logic behind the Science(名古屋大学出版会刊)

エリオット・ソーバー

価格●5,060円 (消費税 460円)

ISBN978-4-8158-0712-2 C3010

A5判 / 256ページ / 上製

奥付の発行年月●2012年10月

原著者エリオット・ソーバーは、科学哲学、とくに生物学の哲学の分野で世界的に著名であり、日本でも『過去を復元する:最節約原理、進化論、推論』『進化論の射程:生物学の哲学入門』の2冊の邦訳書が刊行されています。

本書はこれらのような生物学の哲学についての本ではなく、副題にあるように、統計学の哲学をテーマとした本ですが、ソーバーが専門外の分野に手を伸ばしたというわけでは、決してありません。上記の『過去を復元する』でも、進化論の推論を統計学の技法により基礎付けようとしているように、ソーバーはこれまで統計学の哲学の分野でも、数多くの業績を残してきています。本書は、日本ではあまり省みられてこなかったソーバーの「統計学の哲学」の成果を紹介する書となっています。

そもそも日本では、「統計学の哲学」自身があまり知られておりません。しかし、統計学の世界にはベイズ主義 vs 頻度主義 vs 尤度主義、という長年にわたる「学派の争い」があり、様々な哲学的議論の積み重ねがあります。その中で、日本の統計学者・赤池弘次の提起した「赤池情報量規準=AIC」は、非常に重要な意義を果たしています。本書はこうした歴史をもつ「統計学の哲学」についてコンパクトにまとめており、まさに入門書として最適と言えるでしょう。

数式の解説を含む豊富な訳註、充実した訳者解説、本書のためにソーバーが書き下ろした序文・結論ほか、は、原書にはない貴重な箇所です。

理系文系を問わず、物事を深く考えることが好きな方に、是非読んでもらいたい好著です。

78●ヨーロッパ文学の世界

2012年12月17日 月曜日

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77●沖縄を本源的に問う

2012年12月17日 月曜日

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76●現代人と価値

2012年12月17日 月曜日

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『旅するうなぎ-1億年の時空をこえて-』

2012年12月7日 金曜日
978-4-486-01907-7に該当する書籍データが登録されていません
 本書は、自然科学、社会科学、人文科学というあらゆる角度からウナギをみつ
める一冊。
 ウナギという生き物を多方面から科学して俯瞰してみることで、包括的に理解
することを目的としている。
 「不可思議だから、面白い」「ウナギは、その条件を十分に満たしている」と
は著者の言葉であるが、こうした不可思議な面白さを、多数の写真を用いながら、
オールカラーであますところなく紹介する。
 ウナギの調査は各国で100年以上も続けられて、天然の卵が発見されたのは2009
年のこと。
 先人から受け継がれ現代まで徐々に明らかにされてきたこれまでの系譜も、時
代の流れにそって読むことができる。
 また、社会、人文の分野についても、豊富な資料を基に紐解かれる。
 そこでわかる食・美術工芸・信仰など日本人とウナギとの密接なかかわりにも
注目されたい。