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私的交通システム論

私的交通システム論

A5判 上製
定価:3,500円+税
ISBN978-4-947553-52-2 C3033
奥付の初版発行年月:2011年08月 / 発売日:2011年08月中旬

内容紹介

移動行為は、人間社会の諸活動の基礎であるがゆえに、その本質、意義の理解が軽視されがちである。しかしながら、個別移動行為はあらゆる交通の基礎としてあり、その根幹をなしている。
 交通は、人間個々の要求に応じた自身の私的交通に始まる。私的交通システムとは、個別主体の具体的諸活動を実体的に規定する交通過程を包括したものであり、一連の交通過程、ネットワークに深く浸透した交通関係を指している。そこに、交通主体の日常、社会活動の中心があることを考えれば、在るべき社会関係、そして、その持続性を育む環境との間に行われるダイナミックな有機的関係こそが、新たな社会パラダイム形成の鍵になっている。
 本書の問題意識は、正に、そこにある。私的交通システムに焦点を当てて交通問題を論じようとするアプローチは、改めて原点に立ち返り人間社会の在り方を実体的に再検討し、持続可能な社会へと再構築する、交通学からの試みである。

著者プロフィール

生田 保夫(イクタ ヤスオ)

流通経済大学経済学部教授

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

第1章 人間社会の発展と交通
第2章 私的交通システムの概念形成
第3章 私的交通システムの展開
第4章 私的交通システムの費用問題
第5章 私的交通システムと市場メカニズム
第6章 公共交通システムと私的交通システム
第7章 地域社会における交通システムの方向性
第8章 情報化の進展と交通システムの高度化
第9章 環境問題と私的交通システム
第10章 私的交通システムと交通政策


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