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 聴き書き、岩手県九戸郡野田村の震災の記録想いを支えに

東日本大震災からの復興1
想いを支えに 聴き書き、岩手県九戸郡野田村の震災の記録

李 永俊:監修, 渥美 公秀:監修
A5判 244ページ 上製
定価:2,800円+税
ISBN978-4-907192-09-9 C0036
奥付の初版発行年月:2014年02月

内容紹介

  「今、こうやって振り返ってみて、娘や孫たちにしゃべっておかなければいけないと思ったのは、この恩返し。世の中の人たちに。」  本書は、岩手県九戸郡野田村の住民による東日本大震災の経験を「聴き書き」した記録である。震度5弱の揺れに襲われた野田村には、大津波が押し寄せ、全世帯の約3割の家屋が被害を受けた。この未曽有の経験とはどのようなものであったのか、またそれ以前の村の暮らしはどのように営まれていたのか、そして人々はこれからの未来をどのように思い描くのか。本書にはこうした、年代も性別も異なる19人の野田村民のさまざまな語りが、聴き取り者とのやりとりを含めて、まとめられている。筆舌に尽くしがたい震災の様子を、ときに涙しながら、後世のためになるならば、とお話をしてくださった。野田村はもちろんのこと、多くの被災地の復興に向けて、また次世代の子どもたちへの教訓としても、本書が寄与するところがあれば幸いである。


目次

はじめに

「皆さまのあたたかいお気持ちに支えられて」大沢心さん
「三日三晩、スタンドで給油作業」中川大和さん
「商工会青年部長としての思い」大沢幸正さん
「ボランティアの受け入れ窓口として暗中模索の日々」小谷地要治さん
「子供たちの元気が大人に力を与えてくれる」小野寺勝さん
「最悪の状況の中、役場職員としてベストを尽くす」大沢勝利さん
「負けたくねえ」小谷地栄喜さん
「何もかも流されて」澤口克男さん
「妹を家で介護した日々」小倉由希子さん
「一歩を踏み出す勇気がなかった」仲川恭子さん
「お父さんが無事か気が気ではなかった」早野道代さん
「ボランティアの力はお金には代えられない」工藤ヤエ子さん
「津波から逃げて高台から見ると、自分の家がなくなっていた」畑村茂さん
「自分たちの本当の生活をとり戻す」久慈よしのさん
「仮設住宅から家の改築に通う日々」北田修宣さん
「五〇年かけて集めた道具を全部流した」北田浅五郎さん
「作物を作るだけではない農業の力」米田ヤスさん
「震災を乗り越えて、前へ」矢沢直樹さん
「とにかく逃げること」久慈一雄さん

おわりに


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