大学出版部協会

 

新刊 衛生動物学の進歩 第2集

新刊 衛生動物学の進歩 第2集

A4判 359ページ 並製
定価:6,000円+税
ISBN978-4-903866-34-5 C3045
奥付の初版発行年月:2016年03月
発行:三重大学出版会  
発売:三重大学出版会
この大学出版部の本一覧
在庫あり

内容紹介

地上に暮らしているのは決して人間だけではない.ともすれば忘れられ,あるいは軽視されているが,われわれ人類は数えきれない生物種と相互に関係しあって生存しているのである.
そのなかのあるものは,われわれと接触して傷害を起したり,感染症を伝えて健康に影響をあたえる.衛生動物学はそんな虫たち,小動物たちについて研究する学問である.
「衛生動物学の進歩 第1集」が出版されたのは1971年.その後45年を経て科学は飛躍的という言葉では表わせないほど発展した.衛生動物学の分野もまた同様である.本書は現在その分野で第一線にあって研究を進めている秀英らによって,その膨大な全容が概説されている.われわれ人類も懸命に生きているかもしれないが,本書に登場する虫たち,小動物たちもまた懸命に生きているのである.こうした生き物たちの生きざまを見ることで,私たちの毎日の生き方をもう一度振り返ってみたらどうだろう.

出版部から一言

ウッ何だこの写真 ?! でもこれらのムシや小動物に命がけで打ち込んでいる人々がいることをあなたは知るでしょう.


前書きなど

第1集の編集に当たられた佐々学さん(故人)はわが国における衛生動物学の基礎を築かれた英傑である。彼の100歳の誕生日に合わせ本書の刊行が計画され実現した.佐々さんのお弟子さんたちが,あるいは孫弟子さんたちが本書を書き上げてくれた.佐々さんが構想された衛生動物学はどこまで発展したのか,まだ何が不足しているのか,本書はその過程を振り返るとともに,その未来を語っている。

著者プロフィール

松岡裕之編(マツオカ ヒロユキ)

自治医科大学 教授

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

衛生動物学の進歩(1971 年から2015 年) 松岡裕之
日本における蚊の分布と発生源      上村清
ヒトスジシマカにおけるチクン グニアウイルスの動向 山西 浩
なぜハマダラカがマラリアを媒介できるのか?         松岡裕之
蚊の行動研究における最近の展開           砂原俊彦・比嘉由紀子
疾病媒介蚊対策における殺虫剤開発の最近の動向 川田 均
世界リンパ系フィラリア症対策におけるベクターの役割     一盛和世
衛生害虫としてのハエ類 篠永 哲ほか
日本のアブ―その分類と分布そして生態と防除― 佐々木均・渡辺護
水環境における環境指標生物としてのユスリカ類 平林公男・河合幸一郎
長良川におけるユスリカ発生の変遷 粕谷志郎
屋内性ゴキブリの生活史と休眠 辻 英明
ダニ類の近年の高次分類体系と衛生ダニ類の分類学的位置 島野智之
アレルギー患者宅における住環境整備によるダニ対策について 高岡正敏
室内塵性ダニ類に関する発生状況と防除に関する研究 橋本知幸
ベクターダニの勃興そして常在感染症の認識へ 高田伸弘
セアカゴケグモの日本における拡散とその被害 金沢至・清水裕行
節足動物による皮膚炎とその病態 夏秋 優
山梨県における日本住血吸虫中間宿主ミヤイリガイ対策の変遷 梶原徳昭
地理情報技術を用いた疾病媒介動物および疾病に関する研究 米島万有子・二瓶直子
都市化で変化する家ねずみの種類構成 矢部辰男
都市におけるクマネズミ問題とワルファリン抵抗性 谷川 力・石塚真由美


一般社団法人 大学出版部協会 Phone 03-3511-2091 〒102-0073 東京都千代田区九段北1丁目14番13号 メゾン萬六403号室
このサイトにはどなたでも自由にリンクできます。掲載さ>れている文章・写真・イラストの著作権は、それぞれの著作者にあります。
当協会 スタッフによるもの、上記以外のものの著作権は一般社団法人大学出版部協会にあります 。