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絵画空間を考える

絵画空間を考える

A5判 192ページ 並製
価格:2,200円 (消費税:200円)
ISBN978-4-901631-93-8 C3071
奥付の初版発行年月:2010年04月 / 発売日:2010年03月下旬

内容紹介

古代から現代までの絵画における空間について、歴史の流れに沿いながら3人の作家が〈描き手〉の視点で分析。西洋と日本を中心とした東洋とに大別し、それぞれの地域や時代における特徴的な作品や絵画形式を取り上げながら、「遠近」をキーワードに語る。さらに、多数の図版と用語解説を加え、描き手が自らの絵画について思考することを促すとともに、鑑賞者を絵画空間の考察へと導く好書。


目次

第一章 西洋における絵画空間1 堀内貞明
プロローグ  
絵を描く人  
遠近法とは  
絵画空間の歴史的流れ  
古代オリエント  
古代ギリシア  
古代ローマ  
中世  
ゴシック  
ルネサンス  
イタリア・ルネサンス/北方ルネサンス/盛期のイタリア・ルネサンス

第二章 西洋における絵画空間2 永井研治
遠近法からの離脱
トロンプ・ルイユとアナモルフォーズの空間
新たな絵画空間への変化
フォーヴィスムからキュビスムへ
キュビスム以降
シュルレアリスム
抽象表現など
結び

第三章 日本の絵画空間 重政啓治
中国の絵画空間
東洋の画面
日本における絵画空間
画のはじまり/やまと絵/絵巻物/水墨画/障屏画(しょう へい が)/琳派/
大衆化/外来美術と浮世絵
日本絵画の視点


第四章 用語解説

参考文献
掲載図版リスト  


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