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 中世英文学Anglo-Saxon語の継承と変容Ⅰ

専修大学社会知性開発研究センター/言語・文化研究センター叢書 1
Anglo-Saxon語の継承と変容Ⅰ 中世英文学

A5判 324ページ 並製
定価:4,400円+税
ISBN978-4-88125-219-2 C3390
奥付の初版発行年月:2009年03月 / 発売日:2009年03月下旬

内容紹介

古英語としてのAnglo-Saxon語が通時的にどの要素が継承されて、どのように変容したかを検討し、英国の大学図書館、大英図書館等の古文書館に収蔵されている写本群に光を照射する。三部作の第1巻。

著者プロフィール

松下 知紀(マツシタ トモノリ)

1950年生まれ 専修大学文学部教授。[専門]中世英語英文学,英語学,西洋写本学。
[著書]A Glossarial Concordance to William Langland’s Piers Plowman: The B-Text. 3 vols. 1998-2000. Hildesheim: Georg Olms/ Tokyo: Yushodo Press, Geoffrey Chaucer: The Canterbury Tales: The Knight’s Tale. 2002. Tokyo: Eihosha.『英語学研究』小野茂他編(共著)秀文インターナショナル,1984。『言語学への招待』中島平三・外池滋生編(共著)大修館書店,1994。

池上 忠弘(イケガミ タダヒロ)

1932年生まれ 成城大学名誉教授。[専門]中世英語英文学。
[著書・翻訳]The Life of Ipomidon I and II, 2 vols. Seijo English Monographs, 21 and 22. 成城大学大学院文学研究科。『ガウェインとアーサー王伝説』秀文インターナショナル。ウィリアム・ラングランド『農夫ピアスの幻想』(翻訳)中公文庫。『サー・ガウェインと緑の騎士』(翻訳)専修大学出版局,2009年。

篠田 勝英(シノダ カツヒデ)

1948年生まれ 白百合女子大学教授。[専門]中世フランス文学(特に13世紀を中心とするアレゴリー文学)。日仏交流史(両大戦間の在パリ日本人群像)。
[著書・翻訳]ジョルジュ・デュビ『中世の結婚』(翻訳)新評論,1984(第2回澁澤・クローデル賞受賞)。ギョーム・ド・ロリス,ジャン・ド・マン『薔薇物語』(翻訳・註解)平凡社,1996(第48回読売文学賞研究・翻訳部門受賞;ちくま文庫版,2007)。原野昇編『フランス中世文学を学ぶ人のために』(分担執筆)世界思想社,2007。

海老 久人(エビ ヒサト)

1947年生まれ 神戸女子大学文学部教授。[専門]チョーサー論,英文学。
[著書・論文]「江戸と中世イギリス―一枚の地図が結んだ日本とイギリス」(中尾佳行・小野祥子・白井菜穂子・野地薫・菅野正彦編著『テクストの言語と読み―池上恵子教授記念論文集』英宝社,2008。

高橋 宏幸(タカハシ ヒロユキ)

1956年生まれ 京都大学大学院文学研究科教授。[専門]西洋古典学。
[著書・翻訳]『初めて学ぶラテン文学史』(編著)ミネルヴァ書房,2008。『ギリシア神話を学ぶ人のために』世界思想社,2006。『セネカ哲学全集5 倫理書簡集Ⅰ』(翻訳)岩波書店,2005。

下宮 忠雄(シモミヤ タダオ)

1935年生まれ 学習院大学名誉教授。[専門]ゲルマン語学,比較言語学専攻。
[著書・論文]”Zur Typologie des Gergischen, verglichen mit dem Indogermanischen” 『学習院大学研究叢書』第4巻,独文,グルジア語の類型論,1978。『バスク語入門』第4版,大修館書店,1979。『言語学I』寺澤芳雄監修,英語学文献解題全9巻のうち第1巻,研究社,1998。『ヨーロッパ諸語の類型論』『学習院大学研究叢書』第33巻,2003。

唐澤 一友(カラサワ カズトモ)

1973年生まれ 横浜市立大学国際総合科学部准教授。[専門]中世英語英文学。
[著書・翻訳]『アングロ・サクソン文学史:韻文編』東信堂,2004。『多民族の国イギリス―4つの切り口から英国史を知る』春風社,2008。『アングロ・サクソン文学史:散文編』東信堂,2008。『中英語ロマンス・イポミドン伝』(翻訳)専修大学出版局,2009。

池上 昌(イケガミ マサ)

1933年生まれ 慶應義塾大学名誉教授。[専門]中英語。
[著書・論文]Rhyme and Pronunciation: Some Studies of English Rhymes from ‘Kyng Alisaunder’ to Skelton. Keio University, Hogaku-Kenkyu Kai, Extra Series 4, 1984. “The Ashmole Sir Ferumbras (c. 1380) and Final -E.” Studies in Medieval English Language and Literature, No. 14, 51-75, 1999. 「John Shirly (c. 1365-1456) の書き写したChaucerのGentilesse」『慶應の教養学:慶應義塾創立150年記念法学論文集』慶應義塾大学法学部,35-57, 2008。

中尾 佳行(ナカオ ヨシユキ)

1950年生まれ 広島大学大学院教育学研究科教授。[専門]中世英語英文学,英語学,英語文体論。
[著書・論文]Norman F. Blake, David Burnley, Masatsugu Matsuo, Yoshiyuki Nakao, eds.1994. A New Concordance to ‘The Canterbury Tales’ Based on Blake’s Text Edited from the Hengwrt Manuscript. pp. viii+1008, University Education Press, 1994。『Chaucerの曖昧性の構造』pp. ix+451, 東京:松柏社,2004。”Chaucer’s Gentle with a Focus on Its Modal Implication,” Jacek Fisiak and Hye-Kyung Kang, eds. Recent Trends in Medieval English Language and Literature in Honour of Young-Bae Park Vol. I, 321-45, Seoul: Thaehaksa 2005。A Comparison Textual Collation of
troilus and Criseyde. Tokyo: Senshu University Press, 2009。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

序 悠久の時を流れる魂の詩
1章 こころの宇宙
 ―「Anglo‐Saxon語の継承と変容」プロジェクトの構想  松下知紀  
2章 チョーサーの笑い話
 ―『粉屋の話』を巡って  池上忠弘  
3章 『薔薇物語』における夢と現実  篠田勝英 
4章 チョーサーとニュー・トロイ
 ―トロイ文化共同体の建設をめぐって  海老久人 
5章 中世ヨーロッパの写本
 ―専修大学図書館所蔵写本を中心に  松下知紀 
6章 ウェルギリウス『アエネーイス』後半における苦難の終わりと
    始まり  高橋宏幸
7章 ゲルマニアとロマニア  下宮忠雄  
8章 古英詩Menologiumの研究
 ―Prose Menologiumとの比較から  唐澤一友
9章 Chaucerの脚韻:新しい発音と古風な発音  池上 昌 
10章 John Shirley(c.1366―1456)のSpelling:Final-eを
     書き足す  池上 昌  
11章 Troilus and Criseyde, Cp写本のデジタル化
 ―基本方針と言語特徴  中尾佳行  
活動記録,研究プロジェクト・メンバー  


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