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平安京の住まい

平安京の住まい

菊判 382ページ
価格:4,400円 (消費税:400円)
ISBN978-4-87698-697-2 C3025
奥付の初版発行年月:2007年02月 / 発売日:2007年02月中旬

内容紹介

従来,日本史・建築史いずれの分野でも,貴族と庶民に分別して論じられてきた〈居住と住宅>.両者をあわせて検討することで,それぞれの成立に関係性を見出そうという初の試み.日本史・建築史・考古学・庭園史の諸分野の学際的な共同作業によって,平安京の住まいが全体像を見せ始める.これからの研究上の指針を示す画期的論集.

著者プロフィール

西山 良平(ニシヤマ リョウヘイ)

京都大学大学院人間・環境学研究科教授 日本古代・中世史
主要著作
『都市平安京』京都大学学術出版会、2004年。

藤田 勝也(フジタ カツヤ)

関西大学工学部教授 建築史・住文化史
主要著作
『日本住宅史』(編著)昭和堂、1999年。
『日本古代中世住宅史論』中央公論美術出版、2002年。
『裏松固禅「院宮及私第図」の研究』(編著)中央公論美術出版、2007年。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

口絵
 まえがき(西山良平・藤田勝也)
 序 章 平安京の住まいの論点——都市の〈居住形態と住宅建築〉(西山良平)

第一部 平安京の住まいの枠組み
 第一章 町屋型建物の成立(南孝雄)
 第二章 寝殿造と斎王邸跡(藤田勝也)
 第三章 平安京の街路と宅地(山本雅和)

第二部 町  屋
 第四章 平安京の小屋と小宅(西山良平)
 第五章 中世後期から近世の町屋(内田好昭)
 第六章 京マチヤの原形ならびに形態生成(土本俊和)

第三部 王家と貴族の住宅
 第七章 邸宅の伝領について:平安初期の場合(西野悠紀子)
 第八章 長岡京・平安京における邸宅遺跡(石井清司)
 第九章 親王・内親王の居住:通過儀礼からの視角(山本一也)
 第十章 斎宮邸宅の庭園(飛田範夫)

 あとがき(西山良平・藤田勝也)


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