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 大学と地域をアートでつなぐ《記憶》の実験室待兼山少年

大阪大学総合学術博物館叢書12
待兼山少年 大学と地域をアートでつなぐ《記憶》の実験室

橋爪節也:編著, 横田洋:編著, 伊達伸明:著, 小浦久子:著, 富田大介:著, 安藤英由樹:著, 宇都宮 泰:著, 佐久間 新:著, 古川友紀:著, 山﨑達哉:著
A4判 96ページ 並製
定価:2,200円+税
ISBN978-4-87259-522-2 C1370
奥付の初版発行年月:2016年03月 / 発売日:2016年04月中旬

内容紹介

戦後復興から高度成長期をのぞむ昭和33年から昭和35年に建てられた大阪大学の「石橋職員宿舎」が、老朽化と耐震性を理由に取りこわされることになった。この職員宿舎を題材に、大学と地域の“記憶”をテーマに開かれた一連のプロジェクト「阪大石橋宿舎おみおくりプロジェクト」について、イベント・展示・パフォーマンスを記録した一冊。宿舎で成長した旧住人の記憶を中心に大阪の北に位置する近辺の歴史をたどる。

著者プロフィール

橋爪節也(ハシヅメ セツヤ)

大阪大学総合学術博物館教授
1958年大阪市に生まれる。専攻は日本・東洋美術史。東京藝術大学美術学部助手から大阪市立近代美術館建設準備室主任学芸員を経て大阪大学総合学術博物館教授・大学院文学研究科(兼任)。前総合学術博物館長。編著『大大阪イメージ─増殖するマンモス/モダン都市の幻像─』( 創元社)、監修『木村蒹葭堂全集』(藝華書院)など。

横田洋(ヨコタ ヒロシ)

大阪大学総合学術博物館助教
2010年大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。専門は演劇史・映画史。主な論文に「山崎長之輔の連鎖劇-池田文庫所蔵番付から-」『演劇学論集』44号、2006年。主な共著書に『近代日本における音楽・芸能の再検討』(京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター研究報告5 )、2010年3 月。共著『忘れられた演劇』(森話社、2014年5 月)など。

伊達伸明(ダテノブアキ)

美術家 1964年 大阪生まれ 京都市立芸術大学美術学部大学院工
芸科修了

小浦久子(コウラヒサコ)

神戸芸術工科大学・教授
大阪大学人間科学部卒。民間建設コンサルタント会社等勤
務を経て、1992年大阪大学工学部助手、1997年大阪大学大
学院准教授。2015年から現職。博士(工学)・技術士(都市
および地方計画)。専門は都市計画・景観計画。

富田大介(トミタダイスケ)

追手門学院大学社会学部准教授/大阪大学大学院国際公共政策研
究科稲盛財団寄附講座招聘准教授/クリッシー・ティラー ワーク
ショップ&プレゼンテーション 事業担当者 / 研究者・ダンサー
専攻は美学、身体文化研究、ダンス

安藤英由樹(アンドウヒデユキ)

大阪大学大学院情報科学研究科 准教授
1974年生まれ。「ヒトの錯覚現象を利用したヒューマン・イ
ンターフェイス」「バーチャル・リアリティ」などの研究に
従事。

宇都宮 泰(ウツノミヤヤスシ)

音楽家/音楽プロデューサー/大阪芸術大学非常勤講師
1980年大阪芸術大学芸術学部音楽学科音楽工学卒。在学中
より多くの楽曲コンテスト・コンクールなどで上位入賞。

佐久間 新(サクマシン)

北海道教育大学非常勤講師/インドネシア舞踏家
1968年大阪生まれ。1993年大阪大学文学部美学科中途退学

古川友紀(フルカワユキ)

クリッシー・ティラー ワークショップ&プレゼンテーション
プロジェクトメンバー / 散歩家・ダンサー
京都府出身、豊中市在住。大学にて美術史を学ぶ

山﨑達哉(ヤマザキタツヤ)

大阪大学大学院文学研究科特任研究員/クリッシー・ティラー ワ
ークショップ&プレゼンテーション プロジェクトメンバー/研究
者・音楽家
平成17(2005)年3 月、大阪外国語大学外国語学部国際文
化学科卒業。平成27(2015)年3 月、大阪大学文学研究科
文化動態論共生文明論コース修了

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

はじめに −大学と地域の“記憶”を求めて 

第1章 キャンパス空間の可能性を求めて−プロジェクトの概要
●熱い空間をキャンパスに生む−「おみおくりプロジェクト」から「待兼山少年」へ  
●待兼山クロニクル−待兼山と待兼山における大阪大学の歴史 

第2章 石橋宿舎おみおくりプロジェクト−よみがえる生活の“記憶”
●石橋宿舎3棟4号室プロジェクト 
●記憶を残し、可能性を開放する−リノベーション・プロジェクト 
●芸術活動における個別的な感情について−『Chrissie Tiller Workshop & Presentation:
  大阪大学旧石橋職員宿舎「おみおくり」イベント』を通して 
●少年時代の記憶を知覚する−サッカード・ディスプレイによる映像展示 
●失われた宿舎の音を採集する−<私の妄想> 

第3章 待兼山少年−積み重ねられていく“記憶”の実験 
●第1室 企画展導入と各プロジェクト
●第2室 石橋宿舎3-4のインスタレーション
●第3室 待兼山屛風
●第4室 廃墟 刻まれる時間
●豊中市の3少年
●スペシャル・トーク 待兼山少年 最終章 ウクレレ

第4章 WEBBING PROJECT@ 待兼山−発酵を通しての空中浮揚の探求
●カウンターとしてのウェビング・プロジェクト
アワン・ベハルタワン Awang Behartawan/ファウジ・アサド FauzieAs’Ad/
レニー・ラトナサリ・ウェイへルト Lenny Ratnasari Weichert/
リッケ・ダーリング Rikke Darling/ヤヤト・スルヤ Yayat Surya 
●パフォーマンス《発酵曼荼羅》 
●現在発酵中・・・ 

第5章 石橋宿舎から紡ぐ未来の展望
●「家」の記憶を拾い集める−元住人へのインタヴュー 
●旧石橋職員宿舎から紡ぐ未来の展望−インタヴューを終えて 

参考文献 
執筆者略歴


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