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 経営論・資料論ミュゼオロジーの展開

ミュゼオロジーの展開 経営論・資料論

A5判 384ページ 並製
定価:2,600円+税
ISBN978-4-86463-049-8 C3070
奥付の初版発行年月:2016年04月 / 発売日:2016年03月中旬
発行:武蔵野美術大学出版局  
発売:武蔵野美術大学出版局
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在庫あり

内容紹介

経営が資料の価値を引き出し、
資料が経営の資源となるときに、
ミュージアムはその力を発揮する

17名のプロフェッショナルが各テーマに沿いながら、ミュージアムの活動を支える2つの柱とも言うべき「経営」と「資料」について、その基本と実際の状況、今後の課題など、幅広く論考。これからの時代、運営者、利用者、それぞれの立場でミュージアムに関わる私たちが、ミュージアムを機能させていくために持つべき指針を探る。

著者プロフィール

金子 伸二(カネコ シンジ)

1964 年生まれ。専門は、造形をめぐる言説の分析。現在、武蔵野美術大学造形学部通信教育課程芸術文化学科教授。著書に『造形学概論』(武蔵野美術大学出版局、2004 年)ほか。共著に『ミュゼオロジーへの招待』(同、2015 年)ほか。

杉浦 幸子(スギウラ サチコ)

1966 年生まれ。アートを活用したソーシャル・デザイン、特に美術館の生涯学習支援プログラムのデザイン・実施・研究を行う。森美術館パブリックプログラムキュレーターを経て、現在、武蔵野美術大学造形学部芸術文化学科教授。共著に『美術教育の題材開発』(武蔵野美術大学出版局、2014 年)、『ミュゼオロジーへの招待』(同、2015 年)ほか。

新見 隆(ニイミ リュウ)

1958 年生まれ。専門は、美術史、デザイン史、美術館学。現在、武蔵野美術大学造形学部芸術文化学科教授。大分県立美術館館長。著書に『モダニズムの建築・庭園をめぐる断章』(淡交社、2000 年)、『キュレーターの極上芸術案内』(武蔵野美術大学出版局、2015 年)ほか。

河原 啓子(カワハラ ケイコ)

専門は、芸術社会学、アート・マネジメント。現在、武蔵野美術大学、立教大学、青山学院大学、国立音楽大学ほか非常勤講師。実務家(ジャーナリスト)の経験を踏まえて、研究、教育、取材、執筆活動を続けている。著書に『芸術受容の近代的パラダイム』(美術年鑑社、2001 年)、『「空想美術館」を超えて』(同、2011年)。共著に『コミュニケーション学入門』(NTT 出版、2003 年)ほか。NHK 番組アーカイブス学術利用トライアル研究員、第3 期東京都生涯学習審議会委員ほかを歴任。博士(芸術学)。

小松 弥生(コマツ ヤヨイ)

1959 年生まれ。文部科学省勤務。文化庁政策課長、同文化部長、独立行政法人国立美術館理事兼事務局長を経て、現在、文部科学省研究振興局長。青山学院大学で文化遺産保護について、昭和音楽大学大学院で文化政策についての講義を受け持つ。

永山 恵一(ナガヤマ ケイイチ)

1956 年生まれ。専門は、文化芸術政策、文化芸術振興組織運営論、政策科学。東京都庁、株式会社ぴあ総合研究所、株式会社文化科学研究所を経て、現在、株式会社政策技術研究所・代表取締役。地方自治体の文化芸術政策の立案・形成、文化施設整備など具体的な公共プロジェクトに多数関わる。

村井 良子(ムライ ヨシコ)

1957 年生まれ。専門は、博物館学。現在、有限会社プランニング・ラボ代表取締役(ミュージアム・コンサルタント)。松戸市立博物館研究員。共著に『入門ミュージアムの評価と改善―行政評価や来館者調査を戦略的に活かす』(アム・プロモーション、2002 年)、『博物館教育論―新しい博物館教育を描きだす』(ぎょうせい、2012 年)、『動物園学入門』(朝倉書店、2014 年)ほか。

児島 学敏(コジマ ガクトシ)

1945 年生まれ。建築家、都市環境デザイナーとして活動。現在、武蔵野美術大学造形学部芸術文化学科、同基礎デザイン学科非常勤講師。一般社団法人文理シナジー学会会長。共著に『建築設計資料集成3』(日本建築学会、丸善、1980 年)、『スペースデザイン論』(武蔵野美術大学出版局、2003 年)ほか。

大竹 嘉彦(オオタケ ヨシヒコ)

1981 年生まれ。専門は、近代デザイン史。世田谷美術館を経て、2008 年より世田谷文学館学芸員。主な展覧会企画に「堀内誠一―旅と絵本とデザインと」(世田谷文学館、2009 年)、「星を賣る店―クラフト・エヴィング商會のおかしな展覧会」(同、2014 年)、「植草甚一スクラップ・ブック」(同、2015 年)ほか。

安斎 聡子(アンザイ アキコ)

1967 年生まれ。博物館を中心とした文化施設や、展示の計画・設計に携わるほか、博物館ボランティアのコミュニティにおける学習をフィールドに研究を行う。ミュージアムプランナー。ワークショップデザイナー。聖学院大学非常勤講師。共著に『博物館展示論』(講談社、2014 年)、『社会教育の施設論(講座転形期の社会教育3)』(学文社、2015 年)ほか。

住友 文彦(スミトモ フミヒコ)

1971 年生まれ。東京都現代美術館などを経て、現在、アーツ前橋館長。東京芸術大学大学院国際芸術創造研究科准教授。キュレーターとして、「川俣正[通路]」
(東京都現代美術館、2008 年)、「あいちトリエンナーレ2013」などを手掛ける。共著に『キュレーターになる!』(フィルムアート社、2009 年)、"From Postwar to Postmodern, Art in Japan 1945-1989: Primary Documents"(Museum of Modern Art New York、2012 年)がある。

嘉藤 笑子(カトウ・エミコ)

専門は、ミュゼオロジー、アート・マネジメント、イギリス美術史。現在、武蔵野美術大学造形学部芸術文化学科、跡見学園女子大学マネジメント学部非常勤講師。特定非営利活動法人アート・オウトノミー・ネットワーク理事長として、文化芸術組織/個人のネットワーク構築と文化事業を多数手掛ける。共著に『東京アート・ガイド』」(美術出版社、2000 年)、『20 世紀の美術と思想』(同、2002年)、翻訳に『easy living:テレンス・コンランの休日スタイル』(エクスナレッジ、2003 年)ほか。

杉山 享司(スギヤマ タカシ)

1957 年生まれ。専門は、工芸史(民藝運動を中心に)、工芸論、博物館学。現在、日本民藝館学芸部長。武蔵野美術大学造形学部芸術文化学科非常勤講師。書籍への主な執筆に「柳宗悦のこと―その生涯と仕事について」(『美の壺―柳宗悦の民藝』NHK 出版、2009 年)、「蒐集と創作―柳宗理の眼」(『別冊太陽 柳宗理』平凡社、2013 年)ほか。

蔵屋 美香(クラヤ ミカ)

専門は、明治期の洋画および今日の美術。東京国立近代美術館美術課長。主な展覧会に「ヴィデオを待ちながら―映像、1960 年代から今日へ」(東京国立近代美術館、2009 年)、「ぬぐ絵画:日本のヌード 1880-1945」(同、2011 年、第24 回倫雅美術奨励賞)、第55 回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館キュレーター(アーティスト:田中功起、特別表彰)、「高松次郎ミステリーズ」(東京国立近代美術館、2014-15 年、保坂健二朗・桝田倫広と共同キュレーション)など。

弘中 智子(ヒロナカ サトコ)

1979 年生まれ。専門は、日本近代美術。現在、板橋区立美術館学芸員。武蔵野美術大学造形学部通信教育課程非常勤講師。主な展覧会に「新人画会展」(板橋区立美術館、2008 年)、「福沢一郎絵画研究所展」(同、2010 年)、「井上長三郎・井上照子展」(同、2015 年)ほか。主な論考に「帝国美術学校学生とシュルレアリスム」(『武蔵野美術大学研究紀要』、2012 年)ほか。

小金沢 智(コガネザワ サトシ)

1982 年生まれ。専門は、日本近現代美術史。世田谷美術館を経て、現在、太田市美術館・図書館開設準備担当ディレクター。武蔵野美術大学造形学部通信課程、明治学院大学文学部芸術学科非常勤講師。共著に『20 世紀末・日本の美術―それぞれの作家の視点から』(アートダイバー、2015 年)ほか。

北澤 智豊(キタザワ トモト)

1980 年生まれ。21_21 DESIGN SIGHT を経て、現在、武蔵野美術大学 美術館・図書館勤務。彫刻、版画、陶磁器などのコレクションを担当する。主な展覧会に「杉浦康平・脈動する本」(武蔵野美術大学 美術館、2011 年)、「ET IN ARCADIA EGO 墓は語るか」(同、2013 年)、「近代日本彫刻展」(同、2015 年)ほか。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

はじめに

I ミュージアムと経営
I–1:組織・人材1
ある船(戦)団の物語─世界変革のためのミュージアムをつくる
I–2:組織・人材2
美術館のコミュニケーションを魅力的にするのは誰か
I–3:行財政1
ミュージアムに関する国の施策
I–4:行財政2
公立博物館を支える行財政の仕組みとその経営
I–5:使命・計画・評価
戦略的博物館経営を可能とするマネジメント体系
I–6:施設・設備1
建築と展示空間
I–7:施設・設備2
複合的なメディア空間が提供するもの
I–8:連携・協働
相互的な学びの場としての美術館—「アーツ前橋」の例
I–9:教育1
経営の視点から見た博物館の教育活動
I–10:教育2
ミュージアムの経営と教育—大英博物館の創設から今日までを探る

II ミュージアムと資料
II–1:理念
「モノ」が語る「出来事」—文化の「レーゾン・デートル」物語
II–2:収集1
日本民藝館のコレクション—柳宗悦の蒐集をめぐって
II–3:収集2
いま美術館のコレクションにできること
II–4:調査・研究1
調査研究活動の基本
II–5:調査・研究2
板橋区立美術館における調査研究活動
II–6:調査・研究3
博物館の調査研究—目の前の資料との向き合い方
II–7:整理
所蔵品の整理について
—武蔵野美術大学 美術館・図書館の事例を中心に
II–8:活用
資料の活用—教育の視点から

[コラム]
学芸員の履歴書1 世田谷美術館の3つの分館
学芸員の履歴書2 美術館を支援する仕事
学芸員の履歴書3 文学との新たな出会いの場

おわりに


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