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必然的にばらばらなものが生まれてくる

必然的にばらばらなものが生まれてくる

A5判変型 288ページ 上製
定価:3,000円+税
ISBN978-4-86463-018-4 C3070
奥付の初版発行年月:2014年09月 / 発売日:2014年08月下旬

内容紹介

第55回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展(2013)
日本館代表アーティストとして特別表彰を受賞した田中功起の本。
ヴェネチア・ビエンナーレのコラボレーション(協働作業)とコレ クティヴ・アクト(集団行為)から1998年の初期の映像作品まで、現在から過去へ年代順に遡り、27のテーマに分けて「作品」と「制作行為」を具体的に論じた書き下ろしテキストを収録。
また展覧会カタログや美術雑誌への寄稿のほか、2000年に野比千々美名義で発表した評論を再録。
東京国立近代美術館キュレーターの蔵屋美香、美術家の藤井光、評論家の林卓行との対話も収録し、アーティスト田中功起の真髄に迫る。

著者プロフィール

田中 功起(タナカ コオキ)

1975年栃木県生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科修了。
美術家として国内外でアート・プロジェクトを行い、集団による営みや個人の行為を凝視し、その振る舞いに内包される美しさと人間であるが故の失敗を、オブジェ、ビデオ、写真、テキストなど多様な媒体で記録。
アートにおける諸問題を検討するメール往復書簡「質問する」(http://www.art-it.asia/)を企画、連載中。
第55回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館代表アーティストとして特別表彰を受賞(2013年)。ドイツ銀行グループからアーティスト・オブ・ザ・イヤー2015として選出され、クンストハレで2015年3月から5月個展開催決定。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

[2014]
はじめに
考えつづけること、位置を確認すること|+藤井光+蔵屋美香|

[2013]
01 抽象的に話す
02 協働作業を行う
03 コレクティブ・アクト
04 不安定なタスク
05 対話をする

[2012]
06 観客と行為者
07 再び次回作を考える
08 打ち合わせをする
  A もう一度その感覚を取り戻すためのノート|2012.8.22|
09 なにもない
  B 制作と発表を切り分け、そのあと、もう一度ひとつにする|2012.1.9|  

[2011]
10 街の機能を利用する
11 美術館を利用する
12 記録する

[2010]
  C その重い腰を上げ動き出すために
13 無関係なものを関係づける
14 とんかつを食べる

[2009]
  D 切りがないこと、ぼくらが最後に立つところ|2009.7.17|
  E 正直さが導くこと|2009.3.13|
15 介入する
  F 善人の話
  G 作ること
16 本を借りる
[2008]
17 複数の興味を抱える
  H その男はおもむろにつり革をつかみながら世界についてすばやく語った|2008.12.4|
  I マキシマルな操作、あるいはそばとうどんをいちどに食べながら同時に歌うこと|2008.5.12|
18 組み合わせる
19 四つの手を使う

[2007]
20 外に出る
21 集める
22 機能を付加し、迂回する
23 文脈に分け入る

[2006]
24 夜の森を歩く
25 偶然に任せる

[2004]
26 再使用する

[2001]
  J 隠れ作業|2001.4.9|+高島直之|

[2000]
  K 世界─速度の変容─コンセプチュアル・アートの「遅さ」をめぐって─|2000.4|

[1998]
27 次回作を考える

[2014]
Q&Aセッション|2014.1.8|+林卓行|
おわりに

関連書

『田中功起「質問する その1 2009-2013」(アートイット ’13)、『仕事や人生や未来について考えるときにアーティストが語ること』(共著/フィルムアート社 ’13)、『これからを面白くしそうな31人に会いに行った。』(共著/ピエ・ブックス ’08 )。 作品集に『The End of Summer』(赤々舎 ’08)、『KOKI TANAKA WORKS 1997-2007』(Akio Nagasawa Publishing ’07)など


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