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その生活と環境里山の昆虫たち

里山の昆虫たち その生活と環境

B5判 148ページ
価格:3,080円 (消費税:280円)
ISBN978-4-8329-7281-0(4-8329-7281-2) C1045
奥付の初版発行年月:1999年10月 / 発売日:1999年10月下旬

内容紹介

日本の自然の原型を象徴する「里山」.開発に走る中で,ともすれば失われそうになるその姿を,昆虫の生態をたどるなかで紹介する自然観察ガイドである.600枚ものカラー写真と,新聞にも連載された親しみやすい文章で,この「身近な」自然を案内してくれる.

著者プロフィール

山下 善平(ヤマシタ ゼンペイ)

農商務省農事試験場,同東北支場で農業害虫を研究ののち,三重大学農学部昆虫学研究室教授.
上記退官後,愛知大学教授.
1995年死去.
主要著書:
農作害虫新説 (共著,朝倉書店)
自然保護ハンドブック (共著,東京大学出版会)

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

1  水辺の住人たち
  ○ アキアカネの旅
  ○ トンボの仲間
  ○ 里池の住人
  ○ 砂浜に生きる

2  チョウ・ガの生活と環境
  ○ イチモンジセセリの一日
  ○ 里山のチョウ
  ○ フクラスズメ幼虫あふれる
  ○ 花を咲かせるモンクロシャチホコ
  ○ ハマオモトヨトウの挑戦
  ○ カラスヨトウの夏を過ごす戦略
  ○ 鎮守の森のサツマニシキ
  ○ ホタルガ
  ○ 里山のガ

3  コオロギと環境
  ○ コオロギ温度計
  ○ 山上にすみ着く
  ○ 温泉コオロギのすみか
  ○ コオロギ大発生
  ○ 異国に鳴くアオマツムシ
  ○ コオロギ・キリギリス・バッタの仲間
4  すみかと食物をめぐって
  ○ 森の酒場
  ○ 秋に光る
  ○ ヘイケボタルとゲンジボタル
  ○ カマキリの狩り
  ○ 道端でふえるスギマルカイガラムシ
  ○ 都市のカイガラムシ
  ○ 松林の住人ハルゼミ
  ○ セミの仲間とセミ茸

5  冬を越す
  ○ 庭木に群がるウリハムシ
  ○ カミナリハムシのあぜ道の集団
  ○ ナミテントウの集団越冬
  ○ 日なたを求めるナナホシテントウ
  ○ 冬越し中の昆虫たち

6  わが庭の住人たち
  ○ スジオビヒメハマキ
  ○ キバラヘリカメムシ
  ○ さまざまな来訪者たち




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