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近代北海道史研究序説

近代北海道史研究序説

A5判 512ページ
価格:4,950円 (消費税:450円)
ISBN978-4-8329-5211-9(4-8329-5211-0) C3021
奥付の初版発行年月:1982年05月 / 発売日:1982年05月下旬

内容紹介

拓殖政策と開拓の軌跡への単純な追究に満足せず近代日本の一翼として北海道史を位置づける,戦後の研究動向の到達点が集約された力作.北海道移住論,朝鮮人労働者の状況,公害問題等にまで及ぶ,豊富な一次史料に基づく着実な分析は,論旨に大きな説得力を与えている.

著者プロフィール

桑原真人(クワバラ マサト)

1943年生まれ.
1968年,北海道大学大学院文学研究科修士課程修了.
北海道開拓記念館学芸部研究職員.
主要著書:
石炭の語る日本の近代 (共著,そしえて,1978)

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

序  章  北海道史上の「近代」
第 1章  北海道開拓論の興隆
  第 1節  北海道開拓論の興隆
  第 2節  『殖民雑誌』の成立
第 2章  北海道移住の展開
  第 1節  北海道移民史研究の現状と課題
  第 2節  北海道移民の創出過程
  第 3節  屯田兵の創出過程—愛媛県を中心として
第 3章  北海道開拓と囚人労働
  第 1節  囚人労働の成立と展開
  第 2節  集治監の囚人生活
第 4章  北海道開拓と朝鮮人労働者
  第 1節  在道朝鮮人史の概観
  第 2節  在道朝鮮人労働者の存在形態
  第 3節  朝鮮人労働者の強制連行
  第 4節  敗戦と朝鮮人労働者の動向
第 5章  北海道開拓と公害問題
  第 1節  北海道公害史研究の現状と課題
  第 2節  北海道における公害問題の形成
  第 3節  国富鉱山の公害問題


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