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 制度の歴史分析日本中世市場論

日本中世市場論 制度の歴史分析

A5判 464ページ 上製
定価:6,800円+税
ISBN978-4-8158-0921-8 C3021
奥付の初版発行年月:2018年10月 / 発売日:2018年10月下旬

内容紹介

それは自由の場なのか
支払い・貸借・契約・裁判・差押えなど、市場が果たした多様な役割を明らかにするとともに、債権取立てを軸に中世日本の展開を描きだすライフワーク。神人・悪僧に発し金融を担う「公界」と公権力とは、慣習法と制定法、文書とその破棄、暴力と秩序等をめぐり、
いかに切り結ぶのか。

著者プロフィール

安野 眞幸(アンノ マサキ)

 1940年生。1973年、東京大学文学部大学院博士課程単位取得満期退学。現在、弘前大学名誉教授。著書に『下人論』(日本エディタースクール出版部、1987年)、『バテレン追放令』(同、1989年、サントリー学芸賞)、『港市論』(同、1992年)、『楽市論』(法政大学出版局、2009年)ほか多数。最新刊は『教会領長崎——イエズス会と日本』(講談社選書メチエ、2014年)。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

第Ⅰ部 市場の機能——公界再考
1. 市場は裁判の場である
2. 市場は裏切りの場である
3. 市場は支払いの場である
4. 市場は文書作成の場である
5. 市場は身曳きの場である
6. 戦国家法の中の公界

第Ⅱ部 債権取立てに見る市場と国家(1)——寄沙汰考
7. 寄沙汰前史——僧と金融
8. 平氏政権下での寄沙汰の登場
9. 承久の乱前後の寄沙汰の拡大
10. 公武の寄沙汰対策
11. 証文を破る利倍法
12. 弘安の徳政

第Ⅲ部 債権取立てに見る市場と国家(2)——国質・所質・郷質考
13. 日本史上の大断層——寄沙汰から付沙汰・請取沙汰へ
14. 付沙汰・請取沙汰
15. 国質・郷質・所質
16. 楽市令
結語

註/あとがき/索引


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