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 過去と未来に向き合うアメリカアファーマティヴ・アクションの行方

アファーマティヴ・アクションの行方 過去と未来に向き合うアメリカ

A5判 240ページ 上製
定価:3,200円+税
ISBN978-4-8158-0791-7 C3022
奥付の初版発行年月:2014年11月

内容紹介

差別なき公正な社会の実現は可能か。奴隷制が横行した植民期から、「黒人初の大統領」 であるオバマの就任まで、「人種」 問題を軸に400年にわたる米国史をコンパクトに一望し、数々の困難を抱えた積極的差別是正措置の現実と将来を描き出す。


目次

プロローグ アファーマティヴ・アクションとは何か
     1 概史
     2 続く論争
     3 本書の意図

  第Ⅰ部 歴史的前提

第1章 「社会的構築物としての人種」 と近代世界システム
     1 科学的に否定された 「人種」
     2 近代と奴隷制
     3 変容するが消えない 「人種」

第2章 奴隷制が支えた初期アメリカの発展
     1 北米における奴隷制の誕生
     2 独立宣言と奴隷制の共存
     3 初期共和国の発展を支えた奴隷制

第3章 奴隷制廃止から 「ジム・クロウ」 へ
     1 奴隷制と憲法の修正
     2 「ジム・クロウ」
     3 3つの道

第4章 差別隔離体制の動揺と法的平等の達成
     1 「大移動」 とゲットーの形成
     2 アメリカも外圧で変わった?
     3 非暴力的社会変革の高揚
     4 百年遅れの法的平等の達成

  第Ⅱ部 未来への試み

第5章 「貧困との戦争」 から 「優先枠設定」 へ
     1 「都市暴動」 と 「結果の平等」 への試み
     2 バス通学論争と 「白人の逃亡」
     3 ニクソン政権下での 「優先枠設定」 の導入

第6章 20世紀後半の新移民流入と多様性の称揚
     1 新しい 「新移民」
     2 「人種」 と 「文化」
     3 なぜアメリカでは 「人種」 観念が根強いか

第7章 「逆差別」 と 「肌の色の無差別」 による差別正当化
     1 過去の不正の解消から未来の多様性の準備へ
     2 「自己責任」 論と競争原理の中で
     3 「肌の色の無差別」 対 「肌の色へのこだわり」

第8章 賠償請求運動と自立化促進
     1 州レベルで廃止される積極的差別是正措置
     2 「自助努力」 というタブーの克服
     3 自立化促進努力
     4 人を区別する新たな境界線とは?

エピローグ 「過去」 の清算と未来社会への準備
     1 「過去」 と未来に向き合って
     2 より公正な社会を目指して


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