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 士大夫と出版人中国近世の福建人

中国近世の福建人 士大夫と出版人

A5判 592ページ 上製
定価:6,600円+税
ISBN978-4-8158-0689-7 C3022
奥付の初版発行年月:2012年02月

内容紹介

東アジアの文化のハブとなった 「南」 の精神に測鉛をおろす —— 。「朱子学の原郷」 にして出版文化の中心を抱え、科挙で驚異的な成功を収めながら中央の政治とは縁遠く、海外の世界へと開かれた 「異域」 の個性。中国官僚社会でのふるまいと歴史教科書の出版を焦点に、その歴史的境位と文化の質を見定める。


目次

序 説
     1 マンジの国で
     2 士大夫のノルムの形成と朱子学

  第Ⅰ部 福建士大夫と官僚社会

第1章 劉後村と南宋士人社会
     1 「当代一流の人」
     2 土狭人稠の地
     3 灰色の時代
     4 更化と善類
     5 『清明集』 の名公
     6 公論の芒刺
     7 「鄂州」 前後

第2章 明末の閩人
     1 閩人コンプレックス
     2 二百年来、相なし
     3 倭寇体験
     4 宇宙間の一大変
     5 偵 探
     6 紅 夷
     7 鄭 芝 龍

  第Ⅱ部 歴史教科書と福建人

第3章 教科書の埃をはたく —— 『資治通鑑綱目』 再考
     1 埃をかぶった教科書
     2 編集過程
     3 サークルの中で
     4 出 版
     5 類書の中の 『綱目』
     6 尹起莘と周密
     7 「凡例」 の浮上
     8 凡例の二忠臣
     9 遅れてきた精読者
     10 労作の中身
     11 諸注の合流
     12 慎 独 斎

第4章 不肖の孝子 —— 『少微通鑑』
     1 明代の 「通鑑」
     2 少微先生
     3 元刊本の存在
     4 「陸状元本」 ・ 『綱目』 ・ 『少微』
     5 「松塢師弟」
     6 劉剡の細工
     7 『節要続編』
     8 劉剡の工夫
     9 年代記の変質

第5章 『通鑑』 のインブリード —— 「綱鑑」
     1 「綱鑑」 なるもの
     2 余象斗とその他
     3 『少微通鑑』 との関係
     4 『大方綱鑑』
     5 評 林
     6 「綱鑑」 のテクスト
     7 『通鑑』 『綱目』 以前
     8 続編同士
     9 『続綱目』 の叛臣
     むすびに

結 語


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