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 グローバル経済史入門世界経済の歴史

世界経済の歴史 グローバル経済史入門

A5判 368ページ 並製
定価:2,800円+税
ISBN978-4-8158-0642-2 C3033
奥付の初版発行年月:2010年06月

内容紹介

世界の経済はどのような軌跡をたどってきたのか。グローバル・ヒストリーなどの最新の成果と経済史研究の蓄積をもとに、欧米・アジアなど世界各地域の発展過程をバランスよく記述、通史編とテーマ編の二部構成で学ぶ経済史入門の新たなスタンダード。


目次

プロローグ なぜ経済史を学ぶのか

     Ⅰ 通史編

第1章 東西文明の興隆
       —— ローカル・ヒストリーの時代
   1.古代文明の農耕水準
   2.古代地域国家の経済制度
   3.民族移動と経済制度の変質
      解説Ⅰ-1 カール・ポランニーと経済人類学

第2章 東西世界の対決と交流
       —— ローカル・ヒストリーからインターリージョナル・ヒストリーへ
   1.隋唐王朝の「世界帝国」化
   2.イスラームの誕生と拡大
   3.ゲルマン人国家とキリスト教社会
   4.東アジア・西アジア・ヨーロッパ諸勢力の対決と交流
      解説Ⅰ-2 マルク・ブロックと社会史
      解説Ⅰ-3 アジア交易圏論

第3章 東西世界の融合
       —— インターリージョナル・ヒストリーの時代
   1.東の世界の商業発達
   2.西の世界の商業発達
   3.アジア近世帝国の時代
   4.ヨーロッパ近世王国の時代
      解説Ⅰ-4 フランクのアジアに対する眼差し
      解説Ⅰ-5 フェルナン・ブローデルと全体史

第4章 資本主義の生成と「近代」社会の登場
       —— ナショナル・ヒストリーの勃興
   1.前近代の市場経済と近代の市場経済
   2.近代国家と資本主義の歴史的前提の東西比較
   3.封建制の崩壊と資本主義の生成
   4.産業革命と「近代」社会の登場
      解説Ⅰ-6 ドッブ-スウィージー論争とプロト工業化論
      解説Ⅰ-7 マックス・ウェーバーと大塚史学

第5章 資本主義による世界の再編成
       —— ナショナル・ヒストリーからインターナショナル・ヒストリーへ
   1.海を基軸とした経済圏
   2.ヨーロッパ・大西洋経済圏
   3.西アジア・インド洋経済圏
   4.東アジア・太平洋経済圏
   5.生産・流通面から見た近代資本主義
      解説Ⅰ-8 ロストウ/クズネッツの経済発展論
      解説Ⅰ-9 ガーシェンクロンとアジアの工業化
      解説Ⅰ-10 カール・マルクスと日本資本主義論争

第6章 資本主義世界経済体制の転回
       —— インターナショナル・ヒストリーの時代
   1.19世紀末ヨーロッパ大不況とアジアの産業化
   2.世界経済の不均衡と帝国主義
   3.第一次世界大戦後の世界経済
   4.資本主義世界の恐慌とソ連経済の推移
      解説Ⅰ-11 古典的帝国主義論と自由貿易帝国主義論
      解説Ⅰ-12 社会主義計画経済システムの諸特徴

第7章 第二次世界大戦後の経済社会の展開
       —— インターナショナル・ヒストリーからトランスナショナル・ヒストリーへ
   1.戦後経済体制の確立
   2.高度成長時代の展開と南北・南南格差の拡大
   3.低成長時代の到来と環境問題の表出
   4.転換期世界経済の実相
      解説Ⅰ-13 南北問題

     Ⅱ テーマ編

第8章 市場経済の拡張とその限界
       ——- 経済・経営活動の世界化
   はじめに
   1.ヒトの移動と経済圏の拡大
   2.モノの移動と交易圏の拡大
   3.カネの移動と世界化の限界
   おわりに
      解説Ⅱ-1 ジェントルマン資本主義とアジアの資本主義

第9章 信用システムの生成と展開
       ——- 経済活動と金融
   はじめに
   1.信用貨幣の発展 —— 貨幣取扱業者から銀行へ
   2.中央銀行の生成と金融政策の形成
   3.手形交換制度の生成 —— 預金通貨と信用創造
   4.国際通貨制度の展開
   おわりに —— 変動相場制下の金融肥大化
      解説Ⅱ-2 スーザン・ストレンジのカジノ資本主義論

第10章 市場の発達とその応用
       ——- 経営活動の組織化
   はじめに
   1.上下関係の強い経営組織
   2.比較的平等な経営組織
   3.経営組織間のネットワーク
   おわりに
      解説Ⅱ-3 チャンドラーとシュンペーター

第11章 市場の失敗とその克服
       ——- 経済活動の秩序化
   はじめに
   1.生産面での経済活動の制約
   2.流通面での経済活動の制約
   3.大量消費と現代社会の環境問題
   おわりに
      解説Ⅱ-4 ノースとウィリアムソン

第12章 近現代市場経済の諸問題と国家介入
       —— 経済活動と国家
   はじめに
   1.自由主義経済秩序と国家
   2.市場の調整(コーディネーション)と国家
   おわりに —— 規制と規制緩和
      解説Ⅱ-5 ケインズとハイエク

第13章 福祉のコーディネーションと社会経済
       —— 経済活動と福祉社会
   はじめに
   1.社会保障の諸領域と諸原則
   2.近代的経済社会の生成と社会福祉
       —— 自由主義的経済秩序観と社会福祉
   おわりに —— 社会的共同性と福祉社会の展望
      解説Ⅱ-6 イギリス福祉史研究の諸潮流
      解説Ⅱ-7 アジア社会福祉研究の諸潮流

第14章 経済史認識の展開と現代

   はじめに
   1.経済学の歴史への応用と経営史学の誕生
   2.アナール派社会経済史から世界システム論へ
   3.現代の社会経済史学界の諸潮流
   おわりに —— 21世紀に向けての論点
      解説Ⅱ-8 世界システム論からグローバル・ヒストリーへ


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