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メルヴィル後期を読む

中央大学人文科学研究所研究叢書43
メルヴィル後期を読む

A5判 224ページ
価格:2,970円 (消費税:270円)
ISBN978-4-8057-5331-6 C3398
奥付の初版発行年月:2008年02月 / 発売日:2008年02月下旬

内容紹介

『白鯨』で知られるアメリカ19世紀の作家ハーマン・メルヴィルは時代の批判者であったがゆえに、出版界、読書界から非難や反発も買った。ミルヴィルは後期の散文作品において、複雑な工夫を講じて本音としての批判を隠しながら書くことによって、そうした非難や反発に対処した。にもかかわらず読書界からの理解が得られないことが判明すると、メルヴィルは詩作へと転じたが、彼の詩は読みこなすのにいかにも骨が折れる。本論集は、新旧2世代の論者6人がメルヴィル後期にとりくみ、『白鯨』、『ピエール』、「ベニト・セレノ」、『戦争詩篇』、メルヴィルとアメリカ現代詩、メルヴィルの批判的想像力、メルヴィル後期の方法などを論じたもの。



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