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 考証の時代における追随の文化と事故発露の始まり、フランス近世初期パトスの受難

中央大学学術図書94
パトスの受難 考証の時代における追随の文化と事故発露の始まり、フランス近世初期

A5判
定価:5,800円+税
ISBN978-4-8057-5178-7 C3098
奥付の初版発行年月:2017年10月 / 発売日:2017年10月中旬

内容紹介

フランス16世紀は知を渇望した時代であった。しかしその時代も後半となると、獲得した知をどのように知的上層ならぬひとびとに向けて発信してゆくかが次なる課題となる。本書第Ⅰ部では「古典古代」
に倣って、己の時代の知を完成させようとする努力や、「古典古代」と己の時代をどう連結させるかが
この時代の要請となる。この連結の過程において、知的上層の知は「古典古代」にひれ伏すよりも、
己の知に過度な自信を抱き、やがてその過剰な自信は「古典古代」のみならず自己を生んだ、知への渇望の時代の否認もしくは超克(と信ずる現象)へと向かうことになる。

著者プロフィール

高橋 薫(タカハシ カオル)

中央大学法学部教授

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

<主要目次>
第Ⅰ部 フランス・宗教戦争前後の考証と註釈の変遷
第1章 ルイ・ル・カロンと『フランス法パンデクト』「第一巻」
第2章 註釈者プレーズ・ド・ヴィジュネール
第3章 第三の人,ニコラ・リシュレー
第4章 『テュアナのアポロニオス伝』とその註解者トマ・アルチュス
第Ⅱ部 模写と自立
第1章 ロンサル『ラ・フランシヤード』の影:クロード・ガルニエ
第2章 ロンサル『ラ・フランシヤード』の影:ジュフランとデガリエ
第3章 デユ・バルタス『聖週間』の影:(擬?)ドービニェ
第4章 デユ・バルタス『聖週間』の影:クリストフ(ル)・ガモン

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