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存在の概念と実在性

井筒俊彦英文著作翻訳コレクション
存在の概念と実在性

A5判 272ページ 上製
定価:3,800円+税
ISBN978-4-7664-2456-0 C3310
奥付の初版発行年月:2017年10月 / 発売日:2017年10月下旬
発行:慶應義塾大学出版会  
発売:慶應義塾大学出版会
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内容紹介

何かが「ある」、それは「何」なのか――。

西洋哲学との接点を探りつつ、〈存在〉と〈本質〉をめぐるイスラーム形而上学の真髄を知らしめた一冊、待望の邦訳。

▼『井筒俊彦英文著作翻訳コレクション』第三弾。

何かが「ある」、しかし、それは「何なのか」。存在と本質をめぐる哲学上最大の問いに挑み、イスラームの〈存在一性論〉哲学と、ギリシャ・スコラ哲学、ハイデガーやサルトルら現代実存主義といった西洋哲学との接点を探りつつ、イスラーム形而上学の深淵を世界に知らしめた一冊。

もとは講演として発表された四つの論文を平明、忠実に翻訳。

文献学的精密さと比較哲学的な方法論により、イスラーム形而上学を分析する世界的名著、待望の邦訳。

著者プロフィール

井筒 俊彦(イヅツ トシヒコ)

 1914年、東京都生まれ。1949年、慶應義塾大学文学部で講義「言語学概論」を開始、他にもギリシャ語、ギリシャ哲学、ロシア文学などの授業を担当した。『アラビア思想史』『神秘哲学』や『コーラン』の翻訳、英文処女著作Language and Magic などを発表。
 1959年から海外に拠点を移しマギル大学やイラン王立哲学アカデミーで研究に従事、エラノス会議などで精力的に講演活動も行った。この時期は英文で研究書の執筆に専念し、God and Man in the Koran, The Concept of Belief in Islamic Theology, Sufism and Taoism などを刊行。
 1979年、日本に帰国してからは、日本語による著作や論文の執筆に勤しみ、『イスラーム文化』『意識と本質』などの代表作を発表した。93年、死去。『井筒俊彦全集』(全12巻、別巻1、2013年-2016年)。

鎌田 繁(カマダ シゲル)

東京大学名誉教授、日本オリエント学会前会長。イスラーム神秘思想・シーア派研究。

仁子 寿晴(ニゴ トシハル)

同志社大学非常勤講師。イスラーム哲学・中国イスラーム思想。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

 序

Ⅰ イスラームにおける形而上学的思考の基本構造

Ⅱ 東西の存在主義

Ⅲ ワフダト・ウジュード(waḥdat al-wujūd)の分析
 東洋哲学のメタ哲学に向けて

Ⅳ サブザワーリー形而上学の根本構造
 第一章 サブザワーリー形而上学の意義
 第二章 存在の観念と存在の実在性
 第三章 存在の概念
 第四章 エッセンティアとエクシステンティアの区別
 第五章 存在は何性に先立つ
 第六章 存在は偶有か
 第七章 存在の実在構造

 解 説
 監訳者あとがき
 参考文献
 索 引


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