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 ―― EU離脱と欧州の危機迷走するイギリス

迷走するイギリス ―― EU離脱と欧州の危機

四六判 224ページ 並製
定価:1,800円+税
ISBN978-4-7664-2373-0 C0031
奥付の初版発行年月:2016年09月 / 発売日:2016年09月下旬
発行:慶應義塾大学出版会  
発売:慶應義塾大学出版会
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内容紹介

▼イギリス外交史の第一人者が“EU 離脱” までの深層と、
 分裂に揺れるイギリスを読み解く!

 今年の6月に世界の政治経済を震撼させた、
イギリス国民投票によるEU離脱という結果――
そして、そこに至るイギリスのEU 加盟時から現在までの歴史も
決して平坦ではなかった――。
 これから孤高の道を歩むイギリスがめざす方向は? 
また連合王国としてのイギリスは解体に向かうのか?  
イギリス外交史・国際政治の第一人者が歴史的背景から
イギリス政治社会とヨーロッパを展望する一冊!

著者プロフィール

細谷 雄一(ホソヤ ユウイチ)

慶應義塾大学法学部教授。1971年、千葉県生まれ。英国バーミンガム大学大学院国際関係学修士号取得。慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程修了。博士(法学)。
主な著書に、『戦後国際秩序とイギリス外交―戦後ヨーロッパの形成1945年-1951年』(創文社、2001、サントリー学芸賞)、『倫理的な戦争―トニー・ブレアの栄光と挫折』(慶應義塾大学出版会、2009、読売・吉野作造賞)、『国際秩序―18世紀ヨーロッパから21世紀アジアへ』(中公新書、2012)、『歴史認識とは何か―日露戦争からアジア太平洋戦争まで』(新潮選書、2015)ほか。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

序 章 イギリスはどこに向かうのか
 EUとの離別 / ヨーロッパの複合的危機 / イギリスにとってのヨー
 ロッパ / アイデンティティの揺らぎ / 欧州懐疑主義の拡散 / BR
 EXITの政治学
    
第1章 戦後イギリスとヨーロッパ統合
 ヨーロッパのなかのイギリス / チャーチルの「欧州合衆国」構想 /
 英仏関係における協調と対立 一九四七 ― 一九五四年 / 独仏枢
 軸を前にして 一九五四 ― 一九六三年 / 欧州共同体加盟への道
 一九六一 ― 一九七三年 / EEC加盟後のイギリス 一九七四 ―
 一九七九年

第2章 サッチャー政権からブレア政権へ――「欧州懐疑派」の台頭
 イデオロギー対立の起源 / イギリス政治のなかのヨーロッパ / ブ
 レア政権期のヨーロッパ統合 / 対テロ戦争から欧州憲法条約へ /
 困難な道のり

第3章 欧州憲法条約からリスボン条約へ
―― 「やっかいなパートナー」の再来?

 行き詰まるヨーロッパ統合 / 欧州憲法条約からリスボン条約へ / リ
 スボン条約とイギリス / 「やっかいなパートナー」としてのイギリス

第4章 キャメロン政権とヨーロッパ統合
―― イギリスのEU離脱をめぐって

 キャメロンのギャンブル / キャメロン政権のヨーロッパ政策 / EU加
 盟継続を問う国民投票 / 追いつめられたキャメロン

第5章 イギリス国民の選択
 アイデンティティをめぐる政策 / 大国イギリスの終焉 / イギリス総
 選挙の結果 / イギリスとEUの権限配分 / 改革と再交渉 / キャメロ
 ンの闘い / ジョンソンとトランプ / 決断の瞬間へ向けて

終 章 危機に陥る民主主義
 EU離脱の決断 / 未来の見通し / アジアへの余波 / リベラルな国際
 秩序のゆくえ / 民主主義の劣化 / グローバル化の余波 / BREXITの
 影響

あとがき


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