西洋教育思想史
価格:4,180円 (消費税:380円)
ISBN978-4-7664-2327-3 C3037
奥付の初版発行年月:2016年04月 / 発売日:2016年04月下旬
▼「星座」作成としての教育思想史
教育の営みは航海にも似ている。
いにしえより進むべき海路を示してきた星座。
星座の作成こそ教育思想史の使命なのである。
(※〔 〕内は、担当章。)
【編者】
眞壁 宏幹(まかべ ひろもと)〔はじめに、概観(第1部~第3部)、第3章、第4章、第5章第4節、第6章第2・4節、第7章第1・4節、補論2-3、第11章(第7節は2のみ)、補論5、第12章第1節、おわりに〕
慶應義塾大学文学部教授
【執筆者】(50音順)
綾井 桜子(あやい さくらこ)〔第5章第3節、補論2-2、補論3-2、第9章〕
十文字学園女子大学人間生活学部准教授
専門分野:教育思想史、教育哲学
略 歴:2000年日本女子大学大学院人間社会研究科教育学専攻博士課程単位取得退学。博士(教育学)
主要業績:『教育思想史で読む現代教育』(分担執筆)勁草書房、2013年。『言語と教育をめぐる思想史』(分担執筆)勁草書房、2013年。『フランス教育の伝統と革新』(分担執筆)大学教育出版、2009年。
伊藤 敦広(いとう あつひろ)〔第6章第3節、補論3-3〕
慶應義塾大学文学部非常勤講師
専門分野:人間形成論、教育思想史
略 歴:2016年慶應義塾大学大学院社会学研究科教育学専攻後期博士課程単位取得退学
主要業績:「「他なるもの」の理想化としての陶冶 ―― フンボルト陶冶論における古代ギリシャの意義」『教育哲学研究』111号、2015年。「フンボルト陶冶論における自然哲学的前提」「慶應義塾大学大学院社会学研究科紀要」77号、2014年。ハンス=リューディガー・ミュラー「教育的タクトの理論のために」(共訳)『慶應義塾大学大学院社会学研究科紀要』80号、2015年。
岩下 誠(いわした あきら)〔第5章第1節、補論2-1、補論3-1、第8章〕
青山学院大学教育人間科学部准教授
専門分野:イギリス教育史、アイルランド教育史
略 歴:2007年東京大学大学院教育学研究科総合教育科学専攻博士課程単位取得退学。博士(教育学)
主要業績:『福祉国家と教育 ―― 比較教育社会史の新たな展開に向けて』(編著)、昭和堂、2013年。『保育と遺棄の子ども史』(共著)昭和堂、2014年。『教育の歴史・理念・思想』(教師教育講座第2巻)(共著)協同出版、2014年。
上野 正道(うえの まさみち)〔第10章第2節〕
大東文化大学文学部教授。山東師範大学、済南大学客員教授
専門分野:学校教育学、教育哲学
略 歴:2005年東京大学大学院教育学研究科総合教育科学専攻博士課程単位取得退学。博士(教育学)
主要業績:Democratic Education and the Public Sphere: Towards John Dewey’s Theory of Aesthetic Experience, Routledge, 2015.『民主主義への教育 ―― 学びのシニシズムを超えて』東京大学出版会、2013年。『学校の公共性と民主主義 ―― デューイの美的経験論へ』東京大学出版会、2010年。
小山 裕樹(おやま ゆうき)〔第7章第2節〕
摂南大学外国語学部講師
専門分野:教育哲学、教育思想史
略 歴:2015年東京大学大学院教育学研究科総合教育科学専攻博士課程単位取得退学
主要業績:『「甘え」と「自律」の教育学 ―― ケア・道徳・関係性』(分担執筆)世織書房、2015年。「存在の中で当為を如何に描出し得るか ―― ヘルバルト心理学における「球体」のシンボル論的意義」『教育哲学研究』107号、2013年。「ヘルバルトの道徳教育論における「完全性」概念の歴史哲学的射程」『東京大学大学院教育学研究科紀要』54号、2015年。
岸本 智典(きしもと とものり)〔補論4〕
作新学院大学女子短期大学部講師
専門分野:教育哲学、教育思想史
略 歴:2015年慶應義塾大学大学院社会学研究科教育学専攻後期博士課程単位取得退学
主要業績:「W. ジェイムズの教育論とダーウィンの「変異」観念の受容――彼の子ども観と自由意志論に着目して『哲学』131集、2013年。「教育学としての「公衆」形成論 ―― デューイ民主主義思想の諸条件の方へ」『近代教育フォーラム』24号、2015年。「保育の歴史 世界」佐藤康富編『保育原理』(分担執筆)大学図書出版、2016年。
粂川 麻里生(くめかわ まりお)〔第6章第1節〕
慶應義塾大学文学部教授
専門分野:独文学
略 歴:1995年慶應義塾大学大学院文学研究科ドイツ文学専攻後期博士課程単位取得退学
主要業績:『ゲーテ』(ポケットマスターピース 02)集英社、2015年。「モナドロジーの生命論的展開」『モルフォロギア』37号、2015年。「ファウストとしてのウィトゲンシュタイン」『モルフォロギア』23号、2001年。
佐藤 真基子(さとう まきこ)〔第1章、第2章〕
富山大学共通教育センター教授
専門分野:西洋思想
略 歴:2006年慶應義塾大学大学院文学研究科哲学専攻後期博士課程単位取得退学
主要業績:「希望の存在論 ―― 悪の深淵から希望へ」宮本久雄・武田なほみ編著『希望に照らされて ―― 深き淵より』(2014年上智大学神学部夏期神学講習会講演集)日本キリスト教団出版局、2015年。The Prohibition of Suicide for Affirmation of Human Beings by Augustine, Scrinium: Journal of Patrology and Critical Hagiography 11, Leiden; Boston: Brill, 2015.「アウグスティヌス『告白』第10巻における自己欺瞞の理解」『中世思想研究』53号、2011年。
高柳 充利(たかやなぎ みつとし)〔第5章第2節8〕
信州大学学術研究院教育学系准教授
専門分野:教育哲学、教師教育
略 歴:2010年京都大学大学院教育学研究科臨床教育学専攻博士後期課程研究指導認定退学
主要業績:Reconsidering an Economy of Teacher Education, Journal of Philosophy of Education, 48.1, 2014.The Perfection of the Teacher Through the Pursuit of Happiness: Cavell’s Reading of J. S. Mill, Studies of Philosophy and Education, 35. 1, 2016.Transforming the Profession of Teaching in a Changing Society: Teaching as Philosophical Inquiry and Stanley Cavell’s The Senses of Walden, Educational Studies in Japan: International Yearbook, 2, 2007.
舟山 俊明(ふなやま としあき)〔第6章第5節、第7章第3節、第11章第7節(1を除く)、補論6〕
慶應義塾大学名誉教授
専門分野:哲学・教育学
略 歴:1977年慶應義塾大学大学院社会学研究科教育学専攻後期博士課程単位取得退学
主要業績:『ディルタイ全集』(全12巻)(編集・翻訳)法政大学出版局、2003年-(以下、続巻)。シュネーデルバッハ『ドイツ哲学史 1839-1933』(共訳)法政大学出版局、2009年。『ディルタイと現代』(編著)法政大学出版局、2001年。
古屋 恵太(ふるや けいた)〔第10章第1節〕
東京学芸大学教育学部准教授
専門分野:教育哲学、教育思想史
略 歴:2002年東京都立大学大学院人文科学研究科教育学専攻博士課程単位取得退学
主要業績:「大恐慌期におけるジョン・デューイの「集合的」(collective)なものに関する考察」『教育学研究』80巻1号、2013年。『教員養成を哲学する ―― 教育哲学に何ができるか』(共編著)東信堂、2014年。「デューイというモナドが映す有機的統一の思想 ―― 若きデューイと「個人の時代」を考える『近代教育フォーラム』19号、2010年。
松浦 良充(まつうら よしみつ)〔補論1、第5章第2節(8を除く)、第10章第3節〕
慶應義塾大学文学部教授、文学部長
専門分野:比較大学史・大学論、高等教育思想史
略 歴:1987年国際基督教大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得退学
主要業績:『対話の向こうの大学像』(シリーズ大学 第7巻)(共著)岩波書店、2014年。『現代教育の争点・論点』(編著)一藝社、2015年。『教育思想史で読む現代教育』(共著)勁草書房、2013年。
渡邊 福太郎(わたなべ ふくたろう)〔第12章第2節〕
慶應義塾大学文学部助教
専門分野:教育哲学・思想
略 歴:2012年東京大学大学院教育学研究科総合教育科学専攻博士課程単位取得退学。博士(教育学)
主要業績:「言語ゲームへのイニシエーションとしての教育 ―― 後期ウィトゲンシュタインにおける「訓練」の意義」『教育哲学研究』104号、2011年。ヴィンセント『マス・リテラシーの時代 ―― 近代ヨーロッパにおける読み書きの普及と教育』(共訳)新曜社、2011年。シュネーデルバッハ『ドイツ哲学史 ―― 1831-1933』(共訳)法政大学出版局、2009年。
目次
はじめに 西洋教育思想史は何のために学ぶのか
「教育学」「教育思想史」の終焉?
教育思想史をどう考えるか
教育思想史をどう叙述するか
「星座」作成としての教育思想史
『教育思想史』の学び方
第Ⅰ部 西洋教育思想の伝統
概観
第1章 古典古代の教育思想
第1節 古代ギリシアの教育思想
1 前5世紀のアテナイ
2 言葉による教育
3 人間教育としてのパイデイア
第2節 ヘレニズム・ローマの教育思想
1 ギリシア文化とローマ
2 ヘレニズム期の教育思想
3 古代ローマの教育思想
第2章 中世の教育思想
第1節 キリスト教の形成
1 信仰と理性
2 「神の像」
3 アウグスティヌスの教育思想
第2節 中世宗教施設・制度と教育思想
1 修道院の教育思想
2 カロリング・ルネサンス
3 大学とトマス・アクィナスの教育思想
4 13、14世紀の修道会の思想的展開
補論1 中世大学の誕生
1 大学はいつ「誕生」したのか
2 組合・団体としての大学
3 大学における教育・学習
第3章 近世の教育思想
第1節 ルネサンス期の人間形成論と教育思想
1 新しい人間形成観の誕生
2 イタリア・ルネサンス期の教育思想
3 エラスムスの人間観と教育思想
第2節 宗教改革期の人間形成論と教育思想
1 宗教改革とは
2 ルターの宗教観、人間観、人間形成論
3 メランヒトンの「キリスト教的人文主義」
第4章 「教育的世界」の誕生
―― コメニウス教育思想
第1節 17世紀オランダの文化環境
1 オランダ絵画の世界
2 科学革命の認識観
第2節 コメニウスの教育構想
1 「すべての人に」(教育基礎論)
2 「すべてのことを」(教育内容論)
3 「全面的に」(教育方法論)
4 「汎教育」(教育制度論、生涯学習論)
5 コメニウス教育思想の意義
第Ⅱ部 市民革命・市民社会時代の教育思想と陶冶論(人間形成論)
18世紀~19世紀前半
概観
第5章 啓蒙主義期の教育思想
第1節 イギリス啓蒙主義期の教育思想
1 イギリス市民社会と啓蒙思想
2 スコットランド啓蒙思想とポリティカル・エコノミー
3 改革の時代と功利主義教育思想
4 啓蒙主義のもうひとつの帰結
第2節 アメリカ啓蒙主義期の教育思想
1 「典型的アメリカ人」としてのフランクリン
2 アメリカ植民地期の教育
3 フランクリンの生涯
4 学術協会と「アカデミー」の構想
5 近代産業社会・資本主義の先駆として
6 ジェファーソンの教育制度構想と思想
7 マンの「コモン・スクール」の教育思想
8 ラルフ・ウォルドー・エマソン
第3節 フランス啓蒙主義期の教育思想
1 社会的文化的背景
2 エルヴェシウスとディドロの教育思想
3 ルソーの教育思想
4 革命期の教育思想 ―― コンドルセ公教育論
第4節 ドイツ語圏啓蒙主義期の教育思想
1 政治的社会的状況
2 汎愛派の教育思想
3 カントの教育思想
第6章 古典的陶冶論(人間形成論)の誕生
第1節 ‘反’啓蒙主義の人間観と陶冶論(人間形成論)
1 ハーマンとヘルダー
2 ヘルダーとゲーテの出会い
3 ゲーテの陶冶論(人間形成論)
第2節 シラーと美的陶冶論(人間形成論)の誕生
1 カント哲学との関係
2 『人間の美的教育について』の問題意識と方法
3 「遊戯衝動」
4 「美的仮像」と「美的国家」
第3節 フンボルトの新人文主義的陶冶論(人間形成論)
1 フランス革命と陶冶(人間形成)の必要性
2 陶冶論(人間形成論)としての人間学的研究
3 古代と言語
第4節 ロマン主義の子ども観と陶冶論(人間形成論)
1 「ロマン主義」という問題
2 「ファンタジー」と「ポエジー」の復権
3 「無垢な存在」としての「子ども」
4 ジャン・パウルとエルンスト・モーリッツ・アルント
第5節 ドイツ観念論哲学と陶冶論(人間形成論)・教育思想
1 フィヒテ哲学と陶冶論(人間形成論)・教育思想
2 ヘーゲルの哲学と陶冶論(人間形成論)・教育思想
第7章 古典的教育学の誕生
第1節 ペスタロッチ教育学
1 ペスタロッチ教育学の影響力
2 生涯
3 「基礎陶冶」
4 『探求』における「道徳状態」の意味
5 「母の愛」に基づく教育
6 「実現不可能な夢」としての「基礎陶冶」
第2節 ヘルバルト教育学
1 思想史上の位置
2 「自由を欲する」ことはいかにして可能か
3 「美的判断力」の養成
4 教師の「判断力」養成
5 教育制度改革とヘルバルト
6 ヘルバルト学派
第3節 シュライアマハー教育学
1 シュライアマハーの位置づけと生涯
2 宗教と陶冶(人間形成)
3 両極弁証法と教育思想
4 シュライアマハー教育学
5 シュライアマハー教育学の影響史
第4節 フレーベル教育学
1 フレーベルの思想史的位置づけ
2 遍歴・修行時代
3 カイルハウ学園と『人間の教育』
4 「恩物」と『母の歌と愛撫の歌』
5 キンダーガルテン設立運動と三月革命
補論2 ヨーロッパエリート中等教育機関の教育思想
1 イギリス:パブリック・スクール
2 フランス:リセ
3 ドイツ:ギムナージウム
補論3 近代高等教育機関の教育思想
1 イギリス:ロンドン大学
2 フランス:グラン・ゼコール
3 ドイツ:ベルリン大学
第Ⅲ部 国民国家・資本主義の時代
19世紀中葉~20世紀
概観
第8章 イギリスの教育思想
第1節 初期社会主義の教育思想
第2節 古典的自由主義の教育思想
第3節 ロマン主義的社会主義の教育思想
第4節 新教育運動の教育思想
1 社会主義と新教育運動
2 教育学の体系化と新教育
3 優生学・教育心理学と新教育
4 メリトクラシーと新教育
第9章 フランス語圏およびイタリアの教育思想
第1節 19世紀前半フランス社会における自由・平等と教育
1 ギゾー ―― 初等学校の組織化
2 トクヴィル ―― デモクラシーへの診断と教育
第2節 デュルケーム ―― 社会の所産・社会的事実としての教育
1 19世紀後半のフランスの社会と教育
2 デュルケームによる教育の定義
―― 「方法的社会化」としての教育
3 教育科学の提唱
4 『道徳教育論』
―― 学校での世俗的な道徳教育はいかにして可能か
5 『フランス教育思想史』
―― フランス中等教育の発展と教養問題
第3節 新教育運動の教育思想
1 新教育概観
2 モンテッソーリの教育思想
3 ピアジェと新教育運動
4 ワロンと新教育運動
第10章 アメリカの教育思想
第1節 進歩主義教育運動の思想
1 革新主義期のアメリカという社会的背景
2 進歩主義教育の代表的実践とその思想
3 社会改造主義
第2節 デューイの教育思想
1 アメリカ社会とデューイ
2 シカゴ実験学校における学びの活動
3 教育の公共性と民主主義
4 リベラリズム批判と民主主義の教育
5 デューイの再評価
第3節 進歩主義教育批判の諸相
1 公的教育制度の整備とアメリカ社会の変動
2 革新主義期社会改革と新教育運動の交差としての進歩主義教育
3 主流化とそれへの対抗・批判としての教育思想
4 「進歩主義教育」の狭義と広義
5 20世紀アメリカにおける教育思想の諸類型
6 「エッセンシャリスト綱領」とバグリーの進歩主義批判
7 ハッチンズの進歩主義批判とデューイとの論争
8 デューイの進歩主義批判と進歩主義の衰退
補論4 アメリカ「児童研究」から教育心理学へ
1 「教育心理学」成立以前の心理学と教育
―― 児童研究と児童研究運動
2 ソーンダイクと教育心理学の成立
3 第一次世界大戦と心理学研究の応用
第11章 ドイツの教育思想
第1節 19世紀前半の社会と教育
1 一般史的概観
2 教育史・教育思想史的概観
第2節 アードルフ・ディースターヴェークの教育思想
1 生涯
2 ディースターヴェークの教育思想
第3節 19世紀後半(ドイツ帝国期)の社会と教育思想
1 「近代の危機」と青少年問題
2 ケルシェンシュタイナーの補習学校改革
第4節 古典的陶冶・教養への批判と文化批判
1 人文主義ギムナージウム批判
2 マルクスの労働疎外論
3 ニーチェ「教養俗物」批判
4 文化批判と反近代
第5節 ドイツ青年運動
1 生活改革運動
2 ドイツ青年運動
3 マックス・ウェーバー『職業としての学問』
第6節 ドイツ新教育運動
1 20世紀前半のドイツ社会と新教育運動
2 「子ども神話」
3 「創造性」と芸術教育
4 「労作」と「共同体」
第7節 教育学の新たな展開
1 パウル・ナートルプの『社会教育学』(1899)
2 「精神科学的教育学」の成立と新教育運動
3 ディルタイの哲学と教育学
4 「精神科学的教育学」に共通する教育学的視座
5 「精神科学的教育学」を構成する根本問題
補論5 実験的教育学と精神科学的教育学
補論6 ナチズムと教育思想
1 問題としてのナチズム期の「教育思想」
2 ナチズム「教育学」のイデオローグ
3 ナチズムの教育政策 ―― 同調と抵抗
第12章 第二次世界大戦後の教育思想と教育学
第1節 戦後社会と教育思想
1 民主主義化と戦後教育
2 フランクフルト学派と教育思想・教育学
3 解放的教育学(批判的教育科学)
第2節 加速する近代化と教育思想・教育学
1 分析的教育哲学の成立と展開
2 「近代教育批判」という思想1
―― ブルデューの「文化再生産論」
3 「近代教育批判」という思想2 ―― フーコーの権力批判
4 「近代教育批判」という思想3 ―― アリエスの心性史研究
5 「近代教育批判」という思想4 ―― イリイチの脱学校論
おわりに
人名索引
図版出典一覧
編者 / 執筆者紹介