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 ――『鷧斎日録』を読む杉田玄白 晩年の世界

杉田玄白 晩年の世界 ――『鷧斎日録』を読む

A5判 528ページ 上製
定価:8,400円+税
ISBN978-4-7664-2249-8 C3021
奥付の初版発行年月:2017年11月 / 発売日:2017年11月中旬
発行:慶應義塾大学出版会  
発売:慶應義塾大学出版会
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内容紹介

▼なおこの世にあることの喜び。

江戸社会のさまざまな出来事を冷静に記録し、折々の心境を漢詩や和歌に託す。
『解体新書』の翻訳で知られる蘭学者・臨床医の、豊かな「晩年の世界」。

著者プロフィール

松崎 欣一(マツザキ キンイチ)

慶應義塾名誉教諭、慶應義塾福澤研究センター顧問、一般社団法人福澤諭吉協会常務理事。
1939年生まれ。1963年慶應義塾大学文学部史学科国史専攻卒業。1965年同大学大学院文学研究科修士課程修了。1965~2005年慶應義塾志木高等学校教諭、1996~2005年慶應義塾福澤研究センター副所長。
主な業績に、『三田演説会と慶應義塾系演説会』(慶應義塾大学出版会、1998年、平成11年度義塾賞受賞)、『福澤諭吉論の百年』(共著、慶應義塾大学出版会、1999年)、『語り手としての福澤諭吉―ことばを武器として―』(慶應義塾大学出版会、2005年)、『江戸町触集成』全22巻(共編、塙書房、1994~2012年)、『福澤諭吉書簡集』全9巻(共編、岩波書店、2001~03年)、『福澤諭吉著作集』第12巻(編、慶應義塾大学出版会、2003年)、『福澤諭吉の手紙』(共編、岩波文庫、2004年)、『慶應義塾史事典』(共編、慶應義塾、2008年)、『福澤諭吉事典』(共編、慶應義塾、2010年)、などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

序章 江戸の学者・文人社会
――杉田玄白と市川団十郎――

I 『鷧斎日録』
――玄白晩年の日記――
 一、『鷧斎日録』の発見
 二、『鷧斎日録』の記事
 三、『鷧斎遺稿詩之二』及び『鷧斎遺稿歌之一』

Ⅱ 多忙な日常
――臨床医として――
 一、藩邸勤務
 二、病用外出
 三、病論会その他

Ⅲ 日々の楽しみ
――教養人として――
 一、四季を楽しむ
  (1) 春――梅見――
  (2) 春――花見――
  (3) 夏から秋、そして冬へ
   ――時鳥・蓮見・月見・虫聞・雪見など――
  (4) 蘭を育てる――玄白と園芸――
 二、さまざまな会合
  (1) 詩会・河漏会
  (2) 俳会・歌会・その他
 三、芝居見物

IV 社会への目
――記録者として―――
 一、「当世の流行物」――落書一件――
 二、災害情報
  (1) 地震関係記事
  (2) 雷雨・落雷・大雨・洪水関係記事
  (3) 火災関係記事
 三、打ちこわし・百姓一揆関係記事
 四、田沼失脚と定信政権誕生
 五、対外関係情報
  (1) 長崎屋・オランダ風説書
  (2) 琉球国王使節江戸参府
  (3) クナシリ・メナシのアイヌ蜂起
  (4) 異国船情報
  (5) 林子平処罰
  (6) ラクスマン、レザノフの来航――光太夫、津太夫の帰国――
  (7) 海難事故情報

V 玄白をめぐる人々
 一、人物詠としての玄白の詩作
 二、家族・親族
 三、門人・知友

Ⅵ 晩年における諸著作の執筆と刊行
 一、医学・医術論の集大成
  (1) 『和蘭医事問答』
  (2) 『狂医之言』
  (3) 『形影夜話』
 二、経世論の展開
  (1) 『後見草』
  (2) 『野叟独語』
  (3) 『犬解嘲』
 三、老いを生きる
  (1) 『玉味噌』
  (2) 『耄耋独語』
 四、未だ世に在るの絶筆なり――『蘭学事始』――

あとがき
参考文献
索引


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