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 現在と過去との対話アジア・アフリカ研究

慶應義塾大学東アジア研究所10周年(地域研究センター30周年)記念講演集
アジア・アフリカ研究 現在と過去との対話

A5判 268ページ 並製
定価:2,000円+税
ISBN978-4-7664-2192-7 C3030
奥付の初版発行年月:2015年02月 / 発売日:2015年02月下旬
発行:慶應義塾大学出版会  
発売:慶應義塾大学出版会
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内容紹介

▼アジア(中国、香港、インドほか南アジア)、アフリカ研究の第一人者が語る、政治、歴史、文化人類学、外交についてのエッセンスがこの一冊に。
▼東アジア研究所開設10周年(地域研究センター30周年)を記念して開催された連続講座(2014年1月17日~3月17日)を中心に、研究所のこれまでの変遷・地域研究の将来展望をめぐる座談会、東アジア研究所の過去の研究プロジェクトなどの資料も加えた内容の記念刊行物。

著者プロフィール

慶應義塾大学東アジア研究所(ケイオウギジュクダイガクヒガシアジアケンキュウジョ)

慶應義塾大学東アジア研究所

上記内容は本書刊行時のものです。

【編者】
慶應義塾大学東アジア研究所

【執筆者】
小田英郎(おだ ひでお)
慶應義塾大学名誉教授。1933年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学、法学博士。専門分野:政治学(アフリカ現代政治)、国際政治。主要著作:『現代アフリカの政治とイデオロギー』(新泉社、1971年)、『アフリカ現代政治』(東京大学出版会、1989年)、ほか。

山田辰雄(やまだ たつお)
慶應義塾大学名誉教授。1938年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学、博士(法学)。専門分野:中国近代政治史。主要著作:『中国国民党左派の研究』(慶應通信、1980年)、『中国近代政治史』(放送大学教育振興会、2002年)、ほか。

可児弘明(かに ひろあき)
慶應義塾大学名誉教授。1932年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学、文学修士。専門分野:中国社会史。主要著作:『近代中国の苦力と豬花』(岩波書店、1979年)、『民衆道教の周辺』(風響社、2004年)、ほか。

小此木政夫(おこのぎ まさお)
慶應義塾大学名誉教授。1945年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学、法学博士。専門分野:国際政治・韓国朝鮮政治論。主要著作:『朝鮮戦争―米国の介入過程―』(中央公論社、1986年)、『市場・国家・国際体制』(共編、慶應義塾大学出版会、2001年)、ほか。

鈴木正崇(すずき まさたか)
慶應義塾大学文学部教授。1949年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。専門分野:文化人類学・宗教学・民俗学。主要著作:『スリランカの宗教と社会―文化人類学的考察―』(春秋社、1996年)、『ミャオ族の歴史と文化の動態―中国南部山地民の想像力の変容―』(風響社、2012年)、ほか。

国分良成(こくぶん りょうせい)
防衛大学校長。1953年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学、博士(法学)。専門分野:現代中国論、東アジア国際関係。主要著作:『現代中国の政治と官僚制』(慶應義塾大学出版会、2004年)、『日中関係史』(編著、有斐閣、2013年)、ほか。

添谷芳秀(そえや よしひで)
慶應義塾大学法学部教授。1955年生まれ。米国ミシガン大学大学院政治学専攻博士課程修了、博士(Ph.D. 国際政治学)。専門分野:日本外交、東アジアの国際関係、国際政治。主要著作:『日本の「ミドルパワー」外交―戦後日本の選択と構想―』(ちくま新書、2005年)、『「普通」の国日本』(共編、千倉書房、2014年)、ほか。

高橋伸夫(たかはし のぶお)
慶應義塾大学法学部教授。1960年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了、法学博士。専門分野:現代中国政治史。主要著作:『中国革命と国際環境―中国共産党の国際情勢認識とソ連、1937~1960年―』(慶應義塾大学出版会、1996年)、『救国、動員、秩序―変革期中国の政治と社会―』(編著、慶應義塾大学出版会、2010年)、ほか。

目次

はじめに  高橋伸夫

第Ⅰ部 《連続講演》アジア・アフリカ研究 ―― 現在と過去との対話

 第1章 アフリカ現代史における現在と過去との対話
 ―― 独立期アフリカ指導者たちの思想と行動  小田英郎
  はじめに
  1 独立期のアフリカにおける強い「歴史的復権」志向
  2 アフリカ性の主張と国家建設のイデオロギー
  3 アフリカ的社会主義の諸言説
  4 アフリカ的社会主義の試みと挫折 ―― タンザニアの事例
  5 アフリカ性の主張のトーンの低下 ―― ポスト冷戦時代の社会主
  義の退潮のなかで
  むすびにかえて ―― 新生南アフリカと「アフリカのルネサンス」の
  主張

 第2章 中華民国史研究 ―― 現在と過去との対話  山田辰雄
  はじめに ―― 現代と過去との対話:2つの意味
  1 中国国民党左派の研究 ―― 中華民国史の提唱
  2 日中関係の150年
  3 天安門事件(1989年)と歴史の連続性
  4 蔣介石研究
  おわりに

 第3章 香港を考える  可児弘明
  はじめに ―― 暮らした香港、やぶ睨みの香港
  1 “residual China” としての香港
  2 何が “residual China” を残したのか
  3 “residual China” その後
  おわりに

 第4章 38度線の設定 ―― ポストリビジョニズムの視角
 小此木政夫
  はじめに ―― ポーランド問題と原爆実験の成功
  1 ポツダムでの軍事協議
  2 バーンズの小さな原爆外交
  3 「ブラックリスト」作戦計画
  4 38度線の設定
  5 緊急占領の挫折
  おわりに

 第5章 東アジアと南アジアのはざまで ―― 地域研究の行方を探る
 鈴木正崇
  はじめに ―― 視座と方法
  1 異文化の理解Ⅰ ―― スリランカ(1980~)
  2 異文化の理解Ⅱ ―― インド(1982~)
  3 異文化の理解Ⅲ ―― ミャオ族(1983~)
  4 異文化の理解Ⅳ ―― ナガ族(2003)
  5 異文化の理解Ⅴ ―― バリ(1990~)
  6 異文化の理解を越えて
  7 地域研究と文化人類学
  おわりに ―― 地域研究の行方

 第6章 地域研究としての中国政治研究 ―― 歴史・現状・課題
 国分良成
  はじめに
  1 地域研究 ―― アメリカから日本へ
  2 戦後の中国政治研究 ―― アメリカと日本
  3 慶應義塾の中国政治研究
  おわりに ―― 中国政治研究の課題

 第7章 冷戦後の日本外交 ―― なぜ歴史問題が収まらないのか
 添谷芳秀
  はじめに
  1 日本外交の基本的構図
  2 1990年代日本外交の変化(1) ―― 動機としての国際協調主義
  3 1990年代日本外交の変化(2) ―― 歴史問題への取り組み
  4 1990年代後半からの変調 ―― 反中感情の蔓延
  5 安倍外交の虚と実
  おわりに

第Ⅱ部 《座談会》地域研究センター・東アジア研究所の30年
―― 回顧と展望

メンバー:小田英郎(慶應義塾大学名誉教授)、国分良成(防衛大学校長)、鈴木正崇(東アジア研究所副所長、慶應義塾大学文学部教授)
司会:高橋伸夫(慶應義塾大学東アジア研究所所長・慶應義塾大学法学部教授)

第Ⅲ部 《資 料》


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