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世界を読み解く一冊の本

世界を読み解く一冊の本

A5判変型 298ページ 上製
定価:3,000円+税
ISBN978-4-7664-2181-1 C3000
奥付の初版発行年月:2014年10月 / 発売日:2014年10月中旬
発行:慶應義塾大学出版会  
発売:慶應義塾大学出版会
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在庫あり

内容紹介

東西の名著、奇書にたどる人類知

一冊の書物は世界の真理をどのように収めようとしたのか。

古今東西の辞典、神学書、哲学書、歴史書といった書物を各専門家が一冊ずつ選び、
その内容と時代背景と造本について濃密に論じる、刺激的な11の論考集。

著者プロフィール

松田 隆美(マツダ タカミ)

慶應義塾大学文学部教授(中世英文学、思想史)。ヨーク大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。
主要業績:『ヴィジュアル・リーディング ―― 西洋中世におけるテクストとパラテクスト』
(ありな書房、2010年)、『ロンドン物語 ―― メトロポリスを巡るイギリス文学の700年』(共編著、慶應義塾大学出版会、2011年)。

徳永 聡子(トクナガ サトコ)

慶應義塾大学文学部准教授(中世イギリス文学、西洋書誌学)。慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程修了(Ph.D.)。
主要業績:‘Printing and Reading Walter Hilton in Early Tudor England’, in Anchoritism in the Middle Ages: Texts and Traditions, ed. by Catherine Innes- Parker and Naoë Kukita Yoshikawa(Cardiff, 2013),[翻訳]ロッテ・ヘリンガ『初期イングランド印刷史 ―― キャクストンと後継者たち』(雄松堂書店、2013年)。

上記内容は本書刊行時のものです。

【編者】
松田隆美(まつだ・たかみ)
慶應義塾大学文学部教授(中世英文学、思想史)。

徳永聡子(とくなが・さとこ)
慶應義塾大学文学部准教授(中世イギリス文学、西洋書誌学)。

【執筆者】
納富信留(のうとみ・のぶる)
慶應義塾大学文学部教授(西洋古代哲学、西洋古典学)。ケンブリッジ大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。
主要業績:『ソフィストと哲学者の間―プラトン『ソフィスト』を読む―』(名古屋大学出版会、2002年)、『プラトン理想国の現在』(慶應義塾大学出版会、2012年)。

杉崎泰一郎(すぎざき・たいいちろう)
中央大学文学部教授(西洋中世史)。上智大学大学院博士後期課程満期退学。博士(史学)。
主要業績:『欧州百鬼夜行抄』(原書房、2002年)、『12世紀の修道院と社会(改訂版)』(原書房、2005年)。

藤谷道夫(ふじたに・みちお)
慶應義塾大学文学部教授(イタリア文学・西洋古典文学) 。筑波大学大学院博士課程文芸・言語研究科文学専攻単位取得満期退学。
主要業績:Shinkyoku, il canto divino.Leggere Dante in Oriente, 2000,Trento,Editrice Università degli Studi di Trento,“Dalla legge ottica alla poesia: la metamorfosi di « Purgatorio » XⅤ 1-27”, « Studi Danteschi », vol. LXI (1989),pp. 153-185, Società Dantesca Italiana.

原島貴子(はらしま・たかこ)
慶應義塾大学文学部非常勤講師(近代初期英文学、書物史)。慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得退学。文学修士。
主要業績:‘The Narrative Functions of John Rastell’s Printing: The Pastyme of People and Early Tudor “Genealogical” Issues’, Journal of the Early Book Society for the Study of Manuscripts and Printing History, 11(2008),「宗教改革下の英国における平信徒と印刷テクスト ―― ウィリアム・ラステルとその時代」(『藝文研究』第93号、2007年)。

伊藤博明(いとう・ひろあき)
埼玉大学教養学部教授(思想史・芸術論)。北海道大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。
主要業績:『綺想の表象学 ―― エンブレムへの招待』(ありな書房、2007年)、『ルネサンスの神秘思想』(講談社学術文庫、2012年)。

鷲見洋一(すみ・よういち)
慶應義塾大学名誉教授(18世紀フランス文学・思想、『百科全書』)。慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得退学。
主要業績:Le Neveu de Rameau: caprices et logiques du jeu (Librairie France Tosho, 1975), 『「百科全書」と世界図絵』(岩波書店、2009年)。

三中信宏(みなか・のぶひろ)
独立行政法人農業環境技術研究所上席研究員・東京大学大学院農学生命科学研究科教授兼任(生物統計学・生物体系学)。東京大学大学院農学研究科修了(農学博士)。
主要業績:『系統樹思考の世界:すべてはツリーとともに』(講談社、2006年)、『文化系統学への招待:文化の進化パターンを探る』(共編著、勁草書房、2012年)、『系統樹曼荼羅:チェイン・ツリー・ネットワーク』(共著、NTT出版、2012年)。

佐藤道生(さとう・みちお)。
慶應義塾大学文学部教授(古代・中世日本漢学)。慶應義塾大学大学院文学研究科国文学専攻博士課程修了。
主要業績:『三河鳳来寺旧蔵 暦応二年書写 和漢朗詠集 影印と研究』(勉誠出版、2014年)、『和漢朗詠集・新撰朗詠集』(和歌文学大系 47、柳澤良一氏と共著、明治書院、2011年)。

佐々木孝浩(ささき・たかひろ)
慶應義塾大学附属研究所斯道文庫教授(日本古典籍書誌学)。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程中退。
主要業績:共著『大島本源氏物語の再検討』(和泉書院、2009年)、「断片の集積体―「古筆手鑑」という存在―(『集と断片 類聚と編纂の日本文化』勉誠出版、2014年)。

目次

前 言  松田隆美・徳永聡子

プラトンの近代校訂本
 ―― 古典文献学への招待  納富 信留

中世の聖遺物礼拝と文書
 ―― モワサック修道院の写本をめぐる考察  杉崎泰一郎

ダンテ『神曲』の世界  藤谷 道夫

世界を読み解く一冊の本
 ―― ヨーロッパ中世・近代初期の象徴事典の系譜  松田 隆美

「キリストの系譜」の視覚表象
 ―― 中世の英国における伝統と継承  原島 貴子

フランチェスコ・コロンナ
『ヒュプネロトマキア・ポリフィリ』の世界  伊藤 博明

情報の玉手箱
 ―― 『百科全書』の世界  鷲見 洋一

収集と解体
 ―― 零葉本の誕生を探る  徳永 聡子

生物・言語・写本
 ―― 系統推定論の歴史とその普遍性について  三中 信宏

『江談抄』
 ―― 平安時代の知識体系を垣間見る  佐藤 道生

『源氏物語系図』の世界  佐々木孝浩

 執筆者紹介


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