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 日本近代史研究と私自由・民権・平和

自由・民権・平和 日本近代史研究と私

A5判 656ページ 上製
定価:15,000円+税
ISBN978-4-7664-2176-7 C3021
奥付の初版発行年月:2014年09月 / 発売日:2014年09月下旬
発行:慶應義塾大学出版会  
発売:慶應義塾大学出版会
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内容紹介

『中江兆民全集』『家永三郎集』(ともに岩波書店)などの編集委員として刊行に尽力し、自身も兆民を中心とした日本近代史研究で名高い著者の、長年にわたる研究の成果を集大成。地道な史料収集にもとづいて書かれた、ときに戦闘的な論考が、兆民、馬場辰猪、H・ノーマン、そして著者の師である家永三郎らを印象深くよみがえらせる。本書は、「自由」「民権」「平和」の理想を実現するために、思索を重ね行動した人々を近代史のなかに探る、50年を貫く問題意識の結晶である。

著者プロフィール

松永 昌三(マツナガ ショウゾウ)

岡山大学・茨城大学名誉教授、文学博士(東京教育大学)。日本近代史専攻。
1932年 生まれ。1965年、東京教育大学大学院文学研究科博士課程修了。都留文科大学講師、同助教授、同教授、茨城大学教養部教授、岡山大学文学部教授、日本女子大学文学部教授を歴任。この間、インドネシア大学客員教授、カイロ大学客員教授など。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

 Ⅰ 1960~1969
民権運動激化期と中江兆民
中江兆民と明治憲法
「大東亜戦争」論の論理
自由民権派にみられる小国主義思想
日本近代思想の展開
中江兆民と大井憲太郎 ―― 民権思想家のゆくえ ――
国約憲法か、欽定憲法か ―― 憲法制定 ――
小国主義か、大国主義か ―― 平和主義の伝統 ――
書評 萩原延寿著『馬場辰猪』
幸徳秋水 ―― 敢然と平和主義貫く ――

 Ⅱ 1970~1979
国民の教育権と大学教育
明治国家形成期の国家観にみられる「理学」と「神学」
中江兆民の思想
三回の出会い
五つの問答体 ―― 兆民の方法 ――
「国歌君が代」
戦後歴史学におけるノーマン史学の意味
家永史学と裁判

 Ⅲ 1980~1989
中江兆民 ―― 平和国家の構想 ――
自主憲法の思想
『自由東道』の自由観について
「モノ」からの訣別
「出身国で博士号」の問題点
インドネシアの印象
馬場辰猪と中江兆民
千谷敏徳判事のこと

 Ⅳ 1990~1999
ニコライ二世と大津事件
―― 保田孝一『最後のロシア皇帝ニコライ二世の日記増補』を
読んで ――
明治憲法制定過程における秘密性
クレオパトラはいたか
西欧思想摂取過程における漢語・漢学の役割(1870~80年代)
私費留学生の勉学に配慮を
救いはあるか
公孫樹の並木道
『家永三郎集』を編んで
ノーマンとライシャワー ―― 近代日本観の比較 ――

 Ⅴ 2000~
歩道橋
日本近代史研究と私
9・11事件に想う
過去と現在
仮装行列
家永三郎先生の学問 ―― 家永史学の特色 ――
兆民にたどりつくまで
戦争について考える
戦争観の変遷と戦争犯罪
米国の国際的犯罪 第二次世界大戦以後
帝国と植民地

あとがき

松永昌三著作目録
松永昌三略年譜
中江兆民論説・著作名索引
人名索引


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