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第3版 刑事訴訟法講義

第3版 刑事訴訟法講義

A5判 480ページ 上製
価格:3,740円 (消費税:340円)
ISBN978-4-7664-2169-9 C3032
奥付の初版発行年月:2014年09月 / 発売日:2014年09月中旬

内容紹介

初学者が刑訴法を理解するスタンダード・テキスト第3版! 2色刷。
予備試験・司法試験等に最適!
第3版は、構成を大幅に刷新し、刑訴法の基本・ポイントをより学びやすく、最新判例や法改正を盛り込んだ決定版! 
①各章冒頭に、重要知識の整理欄を設け、必須知識を最初に示すことにより、各章理解の道しるべに。 
②各章末には、当該章の論点を示し、それぞれの論点に簡易なまとめを付加。
③平成26年までの最新判例を追加した上、独習者の理解を助け、またケース・スタディが可能となるように各判例に事案を追加。
④平成26年現在の各種最新法改正に対応することはもちろん、法制審議会「新時代の刑事司法制度特別部会」を踏まえ、今後の改正動向にも言及。
など、最新状況を反映しながら、初学者、独習者がより分かりやすく、また予備試験・司法試験など各種試験受験者、学部試験の利用のために細部までこだわった、まさしく決定版の内容!

▶第4版が刊行されました。

著者プロフィール

安冨 潔(ヤストミ キヨシ)

慶應義塾大学名誉教授(前慶應義塾大学大学院法務研究科教授)。京都産業大学大学院法務研究科客員教授。弁護士(第二東京弁護士会所属)。
1950年生まれ。1974年慶應義塾大学法学部卒業,1976年同大学院法学研究科修士課程修了,1979年同博士課程単位取得退学,1990年博士(法学)(慶應義塾大学),1993年弁護士登録。
主要著書として,『刑事訴訟法』〔第2版〕(三省堂,2013年),『刑事訴訟法』(Sシリーズ)〔第5版〕(共著,有斐閣,2013年),『やさしい刑事訴訟法』〔第6版〕(法学書院,2013年),『事例演習 刑事訴訟法』(共編,法学書院,2013年), 『クロスオーバー民事訴訟法・刑事訴訟法』(共著,法学書院,2013年),『デジタル・フォレンジック事典』〔改訂版〕(共編,日科技連出版社,2014年),『改訂版 擬律判断ハンドブック刑法編』〔第5刷〕(共著,東京法令出版株式会社,2014年)他。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

第3版はしがき

序 章 刑事訴訟法の意義と目的
 第1節 裁判の意義
 第2節 刑事訴訟法の意義と目的 
 第3節 刑事訴訟法の基礎原理
 第4節 刑事訴訟法の場所的適用範囲

第1章 刑事手続の関与者
 第1節 裁判所
 第2節 検察官
 第3節 司法警察職員
 第4節 被疑者・被告人
 第5節 弁護人
 第6節 犯罪被害者等

第2章 捜 査
 第1節 捜査の意義
 第2節 捜査の主体
 第3節 捜査の方法
 第4節 強制処分法定主義と令状主義

第3章 捜査の端緒
 第1節 職務質問
 第2節 所持品検査
 第3節 自動車検問
 第4節 現行犯人の発見
 第5節 変死体の検視
 第6節 告訴・告発・請求
 第7節 自 首

第4章 逮捕・勾留
 第1節 被疑者の逮捕
 第2節 被疑者の勾留
 第3節 逮捕・勾留に関する諸問題

第5章 捜索・押収
 第1節 捜索・押収
 第2節 別件捜索・差押え
 第3節 検証・身体検査
 第4節 鑑定などの嘱託 
 第5節 体液等の強制採取
 第6節 写真撮影・ビデオ録画・秘密録音
 第7節 犯罪捜査のための通信傍受

第6章 被疑者・被告人及び参考人の取調べ
 第1節 被疑者の出頭要求・取調べ
 第2節 被告人の取調べ
 第3節 参考人の任意出頭・取調べ
 第4節 証人尋問

第7章 被疑者の防御活動
 第1節 弁護人の選任と接見交通権
 第2節 証拠保全の手続
 第3節 違法捜査の救済
 第4節 捜査の終結
 第5節 起訴後の捜査

第8章 公訴の提起
 第1節 公訴権と国家訴追主義・起訴独占主義
 第2節 検察官の訴追裁量と起訴便宜主義
 第3節 起訴状と予断排除の原則

第9章 訴因と公訴事実
 第1節 訴因制度
 第2節 訴因の特定
 第3節 訴因と罪数
 第4節 訴因と訴訟条件
 第5節 訴因の変更

第10章 第一審公判手続
 第1節 公判の諸原則
 第2節 裁判員の参加する公判手続
 第3節 公判準備
 第4節 公判期日
 第5節 公判手続

第11章 証拠一般
 第1節 証  拠
 第2節 証拠裁判主義
 第3節 証拠能力と証明力
 第4節 挙証責任と推定

第12章 違法収集証拠の証拠排除
 第1節 違法収集証拠の証拠排除
 第2節 「毒樹の果実」の法理
 第3節 その他の問題

第13章 自白の証拠能力と証明力
 第1節 自 白
 第2節 自白法則
 第3節 補強法則
 第4節 自白の信用性

第14章 伝聞法則
 第1節 伝聞証拠と伝聞法則
 第2節 伝聞法則の例外
 第3節 証明力を争う証拠

第15章 共同被告人の供述
 第1節 共同被告人の供述
 第2節 共犯者の供述と補強法則

第16章 裁 判
 第1節 裁判の意義と種類
 第2節 裁判の成立と内容 
 第3節 裁判の効力
 第4節 即決裁判手続

第17章 上 訴
 第1節 上 訴
 第2節 控 訴
 第3節 上 告
 第4節 抗告・準抗告

第18章 非常救済手続
 第1節 再 審
 第2節 非常上告

第19章 刑事訴訟法の歴史と改正
 第1節 現行法制定までの沿革
 第2節 現行法の改正

 判例索引
 事項索引


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