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日韓政治制度比較

慶應義塾大学東アジア研究所 現代韓国研究シリーズ
日韓政治制度比較

康元澤:編著, 浅羽祐樹:編著, 高選圭:編著
A5判 196ページ 上製
定価:3,800円+税
ISBN978-4-7664-2119-4 C3331
奥付の初版発行年月:2015年04月 / 発売日:2015年04月上旬
発行:慶應義塾大学出版会  
発売:慶應義塾大学出版会
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在庫あり

内容紹介

▼制度から解き明かす、日韓政治のゆくえ

▼首相や大統領のリーダーシップ、分割政府(ねじれ国会、与小野大)、選挙制度改革、政党規律、首都機能移転などをテーマにして、政治制度論をもとに、日韓の第一人者が1つの章を完全共同執筆した比較研究の書籍化。

著者プロフィール

康元澤(カン ウォンテク / Kang, Won-Taek)

ソウル大学校政治外交学部教授。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)大学院修了、博士(政治学)。主要業績:『韓国選挙政治の変化と持続』(ナナム出版、2010年)、『統一以後の韓国民主主義』(ナナム出版、2011年)、「韓国選挙における『階級背反投票』と社会階層」『韓国政党学会報』12巻3号(2013年)、ほか。

浅羽祐樹(アサバ ユウキ)

新潟県立大学国際地域学部教授(2015年4月~)。ソウル大学校社会科学大学政治学科博士課程修了、博士(政治学)。主要業績:『韓国化する日本、日本化する韓国』(講談社、2015年)、「韓国の政治と外交―秩序構成の重層的リベラル相関」(山本吉宣・黒田俊郎編『国際地域学の展開―国際社会・地域・国家を総合的にとらえる』(明石書店、2015年)、“Korean Parliamentary Politics,”Takashi Inoguchi (ed.), Japanese and Korean Politics : Alone and Apart from Each Other (Palgrave Macmillan,2015)ほか。

高選圭(ゴ ソンギュ / Go, Seon Gyu)

選挙研修院教授。東北大学大学院情報科学博士課程修了、博士(情報科学)。主要業績:『選挙管理の政治学』(共著、有斐閣、2013年)、『被災地から考える日本の選挙』(共著、東北大学出版会、2013年)、『ネット選挙が変える政治と社会―日米韓に見る新たな「公共圏」の姿』(共著、慶應義塾大学出版会、2013年)、ほか。

上記内容は本書刊行時のものです。

(※〔 〕内は担当章)
【編著者】
康元澤(かん うぉんてく / Kang, Won-Taek)〔序論・第2章〕
ソウル大学校政治外交学部教授。

浅羽祐樹(あさば ゆうき)〔序論・第2章〕
新潟県立大学国際地域学部教授(2015年4月~)。

高選圭(こ そんぎゅ / Go, Seon Gyu)〔序論・第5章〕
選挙研修院教授。

【執筆者】(※執筆順)
田眞英(ちょん じにょん / Jeon, Jin Young)〔第1章〕
国会立法調査処政治議会チーム立法調査研究官。ソウル大学校大学院社会科学大学政治学科博士課程修了、博士(政治学)。主要業績:「国会議員女性割り当て制採択の政治的動因分析」『韓国政治研究』第22集第1号(2013年)、「国会議員代表類型による政策的関心と影響力の差異分析」『韓国政治研究』第23集第2号(2014年)、「国会院内指導部の立法影響力分析」『韓国政党学会報』13巻2号(2014年)、ほか。

待鳥聡史(まちどり さとし)〔第1章〕
京都大学大学院法学研究科教授。京都大学大学院法学研究科博士後期課程退学、博士(法学)。主要業績:『比較政治制度論』(共著、有斐閣、2008年)、『〈代表〉と〈統治〉のアメリカ政治』(講談社、2009年)、『首相政治の制度分析―現代日本政治の権力基盤形式』(千倉書房、2012年)、ほか。

賈尙埈(か さんじゅん / Ka, Sangjoon)〔第3章〕
檀國大学校政治外交学科副教授。ニューヨーク州立大学大学院修了、博士(政治学)。主要業績:『アメリカ政府と政治2』(オルム出版社、2013年)、「韓国国会は両極化しているのか」『議政論叢』9巻2号(2014年)、「政権別韓国公共紛争の現況と趨勢」『韓国行政研究』23巻3号(2014年)、「2012年アメリカ大統領選挙結果分析」『東西研究』26巻3号(2014年)、ほか。

西野純也(にしの じゅんや)〔第3章〕
慶應義塾大学法学部准教授。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学、延世大学大学院博士課程修了、博士(政治学)。主要業績:『転換期の東アジアと北朝鮮問題』(共編著、慶應義塾大学出版会、2012年)、『現代韓国を学ぶ―もっと知ろう韓国』(共著、有斐閣、2012年)、『朝鮮半島の秩序再編』(共編著、慶應義塾大学出版会、2013年)、ほか。

趙眞晩(ちょ じんまん / Cho, Jinman)〔第4章〕
徳成女子大学政治外交学科助教授。延世大学大学院博士課程修了、博士(政治学)。
主要業績:『牽制と均衡:人事聴聞会の現在と未来を語る』(共著、ソネスト、2013年)、「韓国有権者の福祉―税金態度の決定要因分析」『21世紀政治学会報』第23集3号(2014年)、「選挙世論調査制度の争点と改善方案」『選挙研究』第5号(2014年)、ほか。

飯田健(いいだ たけし)〔第4章〕
同志社大学法学部准教授。テキサス大学オースティン校大学院政治学博士課程修了、Ph.D.(Government)。主要業績:『投票行動研究のフロンティア』(共編著、おうふう、2009年)、『2009年、なぜ政権交代だったのか―読売・早稲田の共同調査で読みとく日本政治の転換』(共著、勁草書房、2009年)、『計量政治分析』(共立出版、2013年)、ほか。

 陽(つじ あきら)〔第5章〕
近畿大学法学部准教授。京都大学大学院法学研究科博士課程中退、修士(法学)。主要業績:『日本の地方制度における首長と議会との関係についての一考察』(一)・(二・完)『法学論叢』第151巻第6号、第152巻第2号(2002年9月・11月)、「政界再編と地方議会会派―「系列」は生きているのか」『選挙研究』第24巻第1号(2008年10月)、『戦後日本地方政治史論―二元代表制の立体的分析』(木鐸社、2015年)、ほか。

目次

はしがき

序 論   康元澤・浅羽祐樹・高選圭
 Ⅰ 体制と政策課題を共有する日韓
 Ⅱ 日韓政治制度比較の意義
 Ⅲ 日韓政治制度の概要
 Ⅳ 各論文の位置づけ

第1章 政党の一体性はいかにして確保されるのか
―― 政治制度分析による日韓比較   田眞英・待鳥聡史
 はじめに
 Ⅰ 政党の一体性とは何か
  1 合理的選択としての政党
  2 政党への比較政治制度論アプローチ
  3 一体性・規律・凝集性
  4 一体性の規定要因 ―― 本章の基本仮説
 Ⅱ 日本における政党の一体性
  1 選挙制度
  2 執政制度
  3 政党内部のイデオロギー的同質性
  4 作業仮説
  5 一体性の程度
 Ⅲ 韓国における政党の一体性
  1 選挙制度
  2 執政制度
  3 イデオロギー的同質性
  4 作業仮説
  5 一体性の程度
  おわりに ―― 知見と展望

第2章 分割政府の日韓比較   康元澤・浅羽祐樹
 はじめに
 Ⅰ 分割政府とは何か
  1 定義
  2 時期別の類型
 Ⅱ なぜ分割政府が問題なのか
  1 日本の事例
  2 韓国の事例
 Ⅲ 分割政府の政治的帰結
  1 日本の事例
  2 韓国の事例
 おわりに

第3章 執政中枢部に関する日韓比較   賈尙埈・西野純也
 はじめに
 Ⅰ 分析の枠組み
 Ⅱ 執政長官の制度的基盤
  1 執政長官の憲法上の制度基盤
  2 内閣の構成
  3 直属スタッフ組織の整備
 Ⅲ 議会との関係
 Ⅳ 官僚との関係
 おわりに

第4章 日韓比較を通じた選挙制度の政治的影響の検証
―― 経路依存・代表性・政治意識   趙眞晩・飯田健
 はじめに
 Ⅰ 日本と韓国の1人2票制導入の背景と効果
  1 理論的検討
  2 1人2票制導入の背景と過程
  3 1人2票制導入の政治的効果
  4 小括
 Ⅱ 選挙制度と「敗者の同意」
  1 選挙結果と民主主義の安定性
  2 理論と仮説
  3 リサーチデザイン
  4 結果
  5 小括
 おわりに

第5章 日韓両国における首都機能移転をめぐる政治過程   高選圭・
 はじめに
 Ⅰ 首都機能移転に関する先行研究
 Ⅱ 本章の理論枠組み ―― 比較政治制度論の応用
  1 本章の理論的前提
  2 垂直的関係と水平的関係
 Ⅲ 首都機能移転をめぐる政治過程
  1 日本の首都機能移転をめぐる政治過程
  2 韓国の首都機能移転をめぐる政治過程
  3 分析
 おわりに

索 引
執筆者紹介


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