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荷風と市川

荷風と市川

四六判 208ページ 上製
定価:2,400円+税
ISBN978-4-7664-1942-9 C0095
奥付の初版発行年月:2012年05月 / 発売日:2012年05月中旬
発行:慶應義塾大学出版会  
発売:慶應義塾大学出版会
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内容紹介

荷風の老いの孤独、寂寥が余すところなく描かれ粛然とする。(川本三郎氏評)

永井荷風は、昭和20年3月10日の東京大空襲で東京麻布の偏奇館が焼失した後、転々と居を変え、岡山で終戦を迎えた。昭和21年1月に千葉県市川市菅野に住み始め、昭和34年4月に永眠するまで、同じ市川市で暮らし続けた。本書は、戦後市川時代の荷風の生活を、一時期荷風の大家(おおや)であった仏文学者・小西茂也の「荷風先生言行録 メモ帖」(新発見)とともに多角的に検証して荷風の内奥に迫る注目の評伝。

著者プロフィール

秋山 征夫(アキヤマ ユキオ)

1944年生れ。東京外国語大学スペイン語科卒。TBSに勤務し、2004年退社。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

はじめに

一 麻布をあとに
   1 偏奇館炎上  
   2 流浪の旅へ
   3 帰京の思い
  
二 市川の発見
   1 杵屋五叟との縁
   2 よみがえる創作意欲
   3 相磯凌霜との再会
   4 ラジオ問題と杵屋家との確執
   5 日常生活の回復

三 小西家に寄寓
   1 執筆活動の本格化
   2 小西メモの発見
   3 活発化する散策活動
   4 蔵書盗難事件
   5 幸田露伴の葬儀
   6 小西家に泥棒入る
   7 養子廃嫡騒動
   8 文学談義に花が咲く
   9 広がる散策/洪水騒ぎ
  10 来客多忙
  11 好日鼎談
  
四 「同居人荷風」以後
   1 浅草通いの復活
   2 観察と描写の妙
   3 『四畳半襖の下張』事件
   4 相次ぐ文学者らの来訪
   5 小西家を去る
   6 小林修のこと
   7 小西茂也の仕事
   8 上演された荷風の作品

五 小西茂也の見た永井荷風
   1 『三田文学』の座談会
   2 「荷風先生の生活」
  
六 晩年まで
   1 文化勲章受章
   2 カバン紛失事件とお歌の来訪
   3 荷風と日記
   4 幻の東京オリンピック/ノエル・ヌエットとの縁
   5 荷風の死

荷風と水――むすびにかえて


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