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 イギリス戦間期の文学と精神分析死の欲動とモダニズム

死の欲動とモダニズム イギリス戦間期の文学と精神分析

四六判 304ページ 上製
定価:2,800円+税
ISBN978-4-7664-1911-5 C3098
奥付の初版発行年月:2012年02月 / 発売日:2012年02月下旬

内容紹介

戦間期イギリス・モダニズム文学と精神分析の深い関係。
イギリス・モダニズム文学と精神分析が共有した言語的身振りと強度を「戦間期」という歴史的な視点を導入し読解する。それは「文学」と「精神分析」という学問的領域を攪乱することでもある。フロイトら、精神分析の言説が理論性を逸脱して破綻していくプロセスを注視し、同時代の文学言語と濃密に共振する様を描きだし、戦間期という歴史性との関わりを明らかにする。

著者プロフィール

遠藤 不比人(エンドウ フヒト)

成蹊大学文学部教授
1961年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得退学。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

第I部 ヴァージニア・ウルフ 
第一章:「欲動」の美学化とその不満――『ダロウェイ夫人』
第二章:ラディカルな「内部」としての「外部」――『灯台へ』 

第II部 ブルームズベリー
第三章:「母」をめぐるメタ心理学――ブルームズベリーとクライン
第四章:リットン・ストレイチーのクイア的自己生成――『エリザベスとエセックス』

第III部 戦争
第五章:不在の戦争、あるいは享楽の反復――キャサリン・マンズフィールド「至福」
第六章:心に開いた生の傷――メイ・シンクレア『ロマンティック』
第七章:共同体とエロス、あるいは死の欲動の美学化――ウィリアムズ、エンプソン、フロイト


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